大人でも面白い おすすめ漫画ランキング 37選 まとめ! 人気の話題作から名作まで あらすじと感想を紹介

漫画を読みたいけれど、たくさんあってどれを読もうか迷ってしまいますね。

せっかくなら心に残る名作を読みたい!

 

というわけで大人でも面白いと思える おすすめ漫画を、ランキング形式で紹介します!

人気になった話題作から名作まで、あらすじと感想をまとめました。

 

ランキングは個人的主観で付けた目安ですが、参考にしてみてください。

 

目次

料理・グルメの漫画

6位 ラーメン発見伝

 

いつか自分のお店を開くことを夢みて、副業で夜にラーメン屋台をひいているサラリーマンの藤本が、新しいラーメン作りに日々 奮闘するストーリー。

 

個性あふれるキャラクターたちと、1話1話で完結するようになっていてメリハリがある。

ライバルのキャラクターたちもどこか憎めないところがあって、とにかくラーメン愛を感じる作品です。

 

しかしそのコミカルさとは裏腹に、繁盛店のしくみなど、食だけでなく経営や戦略、哲学にも迫っていて、単なるグルメ漫画の枠組みを超えている。よくラーメンだけでこれだけ話が広がるなあという感じ。

読んだあとは必ずラーメンが食べたくなる漫画です。

 

5位 中華一番!

 

天才料理人の母親を持つリュウ・マオシンが、料理対決をしながら成長していく姿を描いた漫画。

 

料理のシーンでは まな板の上で食材を切ったそばから皿まで飛んでいったり、川が火の海になったりと、現実離れした描写が出てくる。スケールが大きい。勢いがあってまさにスポーツ料理漫画という感じ。

この大げさな描写がまたこの漫画の良いところ。

ストーリー全体は人情があって、心が温かくなって感動できる少年漫画の王道です。

 

4位 孤独のグルメ

 

個人で輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、仕事先で立ち寄ったお店で食事するようすを描く漫画。

テレビドラマも放送されており、こちらも人気。

他のグルメ漫画と違うところは、料理を作る過程はなく、とにかく食べることにフォーカスされているところです。まさに飯テロ。

 

ただ食べるシチュエーションが続くのに、これがまた中毒性があってずっと読み進められてしまいます。

また実際に存在するお店がモデルになって描かれているのでリアリティがあって実際に行ってみたくなる。

新しい街や、見つけたお店についつい飛び込んでみたくなる人にはおすすめ。読んでいるとお腹が空いてくるので注意。

 

3位 焼きたて!!ジャぱん

 

パンに夢中な主人公・和馬が世界中に愛される日本独自のパンを作るために、ライバルと対決しながら奮闘するストーリー。

登場する人物一人一人のキャラが個性的でリアクションが大きく、ところどころにギャグや寸劇が散りばめられていて、素直に面白くて笑える感じの漫画です。

パンだけでこれだけ長いストーリーを組み立てられるところにも感動。

最初から最後まで一気に読めてしまう漫画です。

 

2位 山と食欲と私

 

自らを「単独登山女子」と自称する27歳の女の子の登山漫画。

山の上でご飯を食べるシーンがみどころ。アウトドアでも家のご飯に負けないくらい手軽で本格的な美味しいご飯が食べられることを教えてくれます。

 

また、会社での人間関係や、登山中に出会う人々との交流、主人公がそのときに感じたことが描かれていて、ほのぼのとした人間ドラマもハマる要素のひとつ。

途中にアウトドアグッズや料理のレシピも描かれていて、登山の楽しさを教えてくれる漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

山登り系グルメ漫画「山と食欲と私」がすごい! 登山したくなる。アウトドア飯が食いたくなる。

 

1位 美味しんぼ

 

グルメ漫画の定番といえばこれ。

新聞社で働く山岡士郎と栗田ゆう子が食に関する取材をしながら、その間に出会う騒動を解決していくというストーリー。

 

日本をはじめ、世界中の料理、そして背景や歴史、文化、社会問題など、食に関する内容が幅広く描かれていて、グルメの王様と言える漫画。

ときおり時事ネタも折り込んでいて賛否両論を生んだ回も多く、それだけ感心のあるテーマが取り上げられていることと漫画の人気が伺えます。

 

食に真剣に取り組む内容で、問題提起も多く、考えさせられる内容が多いです。

学びあり人情ありのグルメ漫画。

 

アクション系・ワクワクする漫画

6位 ピンポン

 

卓球をテーマにペコとスマイルの友情を描いた青春漫画。映画化されており話題になった作品です。

努力や才能、葛藤、苦労によってもがく姿が独特な味のあるタッチでありありと描かれていて、漫画の世界に引き込まれていきます。

 

破天荒でいつも明るいペコと、遠慮がちで無口なスマイルの2人のバランスが織りなす絶妙な関係。そして2人ともかっこいい。

卓球に全てをつぎ込んだ青臭い青春が、読むと忘れられなくなる迫力のある大作。

 

5位 こちら葛飾区亀有公園前派出所

 

破天荒な警察官の両津勘吉とその仲間たちの日常を描いたギャグ漫画。

1976年から連載が続き、もはやおなじみですね。発行巻数は全200巻でギネス記録も保持しています。

 

マニアックな趣味が次々に出てきて、いつも話題に事欠かない両津勘吉。流行やニュースを題材とした回もあって、その時代ごとの空気が反映されているのも面白いです。

基本的には1話完結。最新の回からでも暇つぶしにちょっとだけでも読めるのもまたいいです。

 

4位 キングダム

 

大将軍を目指す信と、秦国の王になる政を中心とした中国の争乱を描いた歴史漫画。

話のテンポがよく、熱いストーリーがずっと最高のまま続きます。そして世界観が壮大。

 

キャラクターの発言ひとつひとつが身にしみて、行動模範になるような学びが多いので、経営者にもファンが多いのだとか。思いを実現させる力になります。

一度読み始めると離れられなくなり、一気に読んでしまう漫画です。

 

3位 20世紀少年

 

ロックスターの夢を諦め、失踪した姉の娘を育てながら暮らす主人公のケンヂは、小学生のころに秘密基地で友達と作った「よげんの書」のとおりに事件が起きていることに気づく。そこから不思議な物語が繋がっていきます。

 

昔の懐かしさを感じさせつつ、少しオカルトチックでゾクッとさせられる不思議な世界観の漫画。

大人と子供のシーンが交互に出てくる構成が面白くて、この伏線がどこに繋がっているんだろうとワクワクしながら読めます。

ラストが気になって一気に読んでしまう漫画です。

 

2位 ヒカルの碁

 

囲碁が好きな祖父の家から古い碁盤を見つけた主人公のヒカルは、そこに宿っていた幽霊に取り憑かれます。その幽霊は平安時代の天才棋士・藤原佐為で、それをきっかけに碁に目覚めていくというストーリー。

 

主人公とライバルの関係が密になっていき、登場人物の成長を感じさせられる漫画です。

一人一人のキャラクターに愛嬌があってどこか温かい気持ちで読めるところがいい。

ストーリ展開もワクワクする内容で、深く心に残る正統派漫画です。

 

1位 ワンピース

 

大海賊時代、海賊王になることを目指して旅に出るルフィとその仲間たちの物語。

冒険、仲間、友情、正義といったキーワードが題材になっていて、少年漫画の王道中の王道

 

とくに序盤のそれぞれの仲間が背負っている過去の話が最高で泣けます。

嘘がないベタで真っ直ぐなストーリーがこの漫画のいいところ。

素直に面白いと思える作品です。

 

恋愛・男女関係の漫画

5位 ぼくは愛を証明しようと思う。

 

複雑なアルゴリズムが牛耳る金融や広告業界と同じように、恋愛の世界でもテクノロジーが勝利するのではないだろうか。仕事つながりで出会った永沢からモテるためのテクニック「恋愛工学」を伝授してもらって人生が変わった若者の話。

 

ストーリーはナンパを通じて恋愛テクニックを学んでいくというものなので男性向け。ちゃんと原理があるので真似したくなってしまいます。

現実には難しいものも多いけど、これで自信をつけて恋愛に望むきっかけになりそうです。

単純にストーリーも面白いので、モテるようになった主人公の結末が気になってしまう漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

モテる大人の恋愛工学漫画「ぼくは愛を証明しようと思う。」が衝撃。ナンパを成功させるテクニック集

 

4位 NANA

 

彼氏と同居するために上京する小松奈々と、ミュージシャンとして成功するために上京する大崎ナナが新幹線で出会い、その後 同居することに。2人とその周りの人間関係を描いた恋愛漫画。

 

対照的なナナの2人の関係が絶妙で、意気が合っているのが楽しい。

リアリティがあって登場人物の心境の繊細な変化が描写されているので、思わず感情移入してしまいます。

展開がテンポよく進んでいくので、読み進めていくうちに続きが気になってしまう漫画です。

 

3位 喰う寝るふたり 住むふたり

 

同棲8年目のアラサー カップルの日常を描いたラブコメティ漫画。

同じストーリーを男女それぞれの視点から描かれているところが新しい。

 

付き合いが長いだけあってラブラブという感じではないけど、お互いのことを理解していて親友のような2人。ほのぼのと見られます。

些細なすれ違いにリアリティがあり、「わかるな〜」と共感を覚える人も多そう。

心が癒されて温かくなれる漫画です。

 

2位 やれたかも委員会

 

女性とやれたかもしれない思い出を語り、最後に「やれた」か「やれたとはいえない」かを判定してもらうというコンセプトの漫画。

ウェブ上で連載されていた漫画がSNSを中心に話題となって、単行本化されました。

 

あのとき、もしかしたら あの子とやれてたかもしれないという男性ならではの妄想を形にした今までにないコンセプトからしてすでに面白い。

また、コンセプトだけでなくストーリーもリアリティがあって、実際の体験談をもとにしているそうな。

実際に読んでみるとやらしさはなく、男女のやり取りが楽しめるジワジワはまる漫画です。

 

1位 俺物語!!

 

通学電車の中で、痴漢に遭っていた女の子を救った猛男は、その女の子・大和に一目惚れ。付き合うことになった2人の恋愛ストーリーが描かれた漫画。

恋愛に不器用な猛男と、恥ずかしがり屋の大和、両想いの2人の不器用な恋愛がピュアでどこか助けたくなってしまうけど、まっすぐで素敵。「こんな恋愛してみたいな〜」ってなります。

 

猛男はかっこいいところがあって、大和はとてもかわいい。

ただひたすら純粋でキュンキュンしてしまう、幸せに包まれた漫画です。

 

考えさせられる・深い漫画

2位 寄生獣

 

人の脳に寄生して体を乗っ取り、他の人間を捕食するという正体不明の寄生生物が地球に飛来し、人間社会に紛れ込んだ世界が舞台。同じく高校生・新一の体を乗っ取ろうとしたパラサイトが、誤って右腕に寄生してしまうことに。新一はこの正体不明の寄生生物「ミギー」と共生生活することになり、人間を捕食する他のパラサイトと戦っていくというストーリー。

 

表紙だけ見ると奇怪でバトルシーンが多いアクションもののように見えますが、中身は哲学的でメッセージ性のある内容です。

寄生獣と人間が同じ体で共存するという、敵でもあり味方でもあるという絶妙な関係が作る思考の深さ。

「生命とは?」「生きることとはなにか?」を問いかけられる主人公とともに悩みながら読める漫画です。

 

1位 月曜日の友達

 

あどけなさが抜けない女子・水谷と、その同級生の男子・月野透が週に1回、月曜日の夜に校庭で会う約束をする。周りがどんどん変わっていくことに対して違和感を覚え、子供から大人に変わるはざまで悩む中学生の物語。

 

家と学校の窮屈な生活から抜け出したいと思う思春期の繊細な心がありありと描かれています

絵も素敵で、ダイナミックに描かれたカメラワークからは白黒のコマに色が見えてくるよう。

詩を読んでいるかのような、心がざわつくすごい漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

思春期と大人の間を生きる青春漫画「月曜日の友達」がすごかった【全2巻 完結済み】

 

日常・ほのぼの系の漫画

5位 クレヨンしんちゃん

 

もはやおなじみ。おバカな幼稚園児・野原しんのすけとその家族や周りの人との交流を描いたギャグ漫画。

 

ドタバタ劇でただただ笑いを誘う作品かと思いきや、たまに涙ありの感動回もあって引き込まれてしまうこともしばしば。

明るく楽しい野原一家に元気がもらえる漫画です。

 

4位 ドラえもん

 

こちらもランクインさせるか迷うくらい定番。未来の世界からやってきたネコ型ロボット・ドラえもんと、何をやっても不器用な のび太の日常を描いた物語。

のび太のモデルは、少年時代の作者自身だそうな。

 

ポケットから出てくる不思議な道具からは いつも夢と想像力を与えてくれて、小さな頃から見てきたドラえもんは大人になった今でも楽しく読めます。

もしかしたら本当にこんなことあるかもしれないと想像力を掻き立ててくれるストーリーや、身近な問題をテーマに考えさせてくれたり学びがある回もあります。

笑いあり涙ありの名作。

 

3位 働かないふたり

 

人付き合いが苦手な妹と、それと対照的にエリートで社交的な兄のニート兄妹と、その家族や周りの人々の日常を描いたほのぼの漫画。

 

世間には堂々と顔向けできないけれど、そんなことも気にせず ぐうたらしながら暮らすふたりは仲良しで幸せそう。こっちまで温かい気持ちになります。

妹が天然でかわいい。そしてしばしば挿入されるギャグがクスリと笑える

忙しい現代社会に疲れたら読むと癒される のほほんとした漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

楽しいひきこもりニート兄妹の日常漫画「働かないふたり」がおすすめ。社会に疲れたら読むべし。

 

2位 マンガ サ道

 

ひょんなきっかけからサウナの気持ち良さに気づいてしまった作者によるサウナ入門漫画。

 

サウナと水風呂が設置されている意味がわからない人が読むと「なるほど、こういうことだったのか」とわかります。

サウナの入り方や、どんな効果があるのか、そしてサウナの楽しみ方を教えてくれて、僕自身まったく興味のなかったサウナを知るきっかけとなりました。

読むとすぐにでもサウナに行きたくなる漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

サウナトランス(整う)とは? 漫画「サ道(タナカカツキ著)」を読んで知った究極のサウナ体験

 

1位 式の前日

 

「式の前日」と、ほか5編を収録した短編集。

日常の中の不思議な体験をコンセプトにしたストーリーが多い。

中でも漫画のタイトルにもなっている「式の前日」は、心に響くジーンとする作品でした。

 

何気ない表情や言動が巧みで、登場人物の感情が見事に表現されています。

すごい盛り上がりがあるわけでもないのですが、意表をついたシーンや伏線、どんでん返しが散りばめられていて、巧妙

思い出したときにまたふと読みたくなるそんな漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

全1巻 完結の漫画! 穂積さんのデビュー作「式の前日」がおすすめ。大人の読み切り短編集。

 

推理・ミステリー・サスペンスの漫画

3位 金田一少年の事件簿

 

名探偵の祖父を持つ高校生・金田一一(きんだいち はじめ)が、幼馴染・七瀬美雪らとともに出会う難事件を解いていく推理漫画。

 

連続殺人が多く、回を追うごとにスリルが増していくのはこの漫画ならでは。

身の周りで起きている不可解な謎や言い伝え、都市伝説のトリックを暴いて次々と事件を解決していきます。

 

2位 名探偵コナン

 

大人顔負けの推理力を持つ高校生探偵・工藤新一が謎の組織によって子供の姿に。江戸川コナンと名乗って正体を隠しながら、行く先々で起こる事件を次々に解決していく推理漫画。

 

ミステリーの漫画だけど、キャラクターが個性的だったり、面白いトリックが出てきたり、犯人を追いかけるアクションシーンがあったりと遊び心が多くて読みやすい

また、主人公は推理力はあっても子供の姿なので大人に言うことを聞いてもらえず四苦八苦するようすも。子供の姿にした謎の組織との接触も見もの。

 

1位 DEATH NOTE(デスノート)

 

そこに名前を書かれたものは死んでしまうという恐ろしいノート「デスノート」を拾った夜神月。これを使って世界を平和にすることを理想とし次々に犯罪者を殺していくが、天才的な頭脳を持つLによって正体を突き止められていくという頭脳戦が描かれた漫画。

 

追いかけるLと追いかけられる夜神月の緊迫した駆け引きや頭脳戦、心理戦が面白い。それぞれが仕掛ける巧みな言動や行動で先手を打っていくさまが読み手を夢中にさせてくれます。

 

現実ではありえないけど、デスノートで罪人が裁かれることで神がいるんじゃないかと社会現象になり、もしそんなノートが本当にあったらこうなるかもしれない、というリアルさがまた読者を惹きつけます。

そして絵もきれい。読みごたえのある漫画です。

 

マネー・お金に関する漫画

4位 LIAR GAME(ライアーゲーム)

 

すぐに人のことを信じてしまうバカ正直の女子大生・神崎直のもとに1億円の札束が送られ、謎の組織が運営する「ライアーゲーム」に参加することに。天才詐欺師・秋山とタッグを組んで謎のゲームに挑んでいくというストーリー。

 

他のゲームの参加者は敵でありながら、勝つために仲間を組んだり、裏切られたりする頭脳戦

物語の途中に数学や心理学の要素を含んでいて、秋山の考える計算された戦略どおりに物事が運ぶ瞬間は興奮を覚えます。

騙されても素直な心を曲げない神崎直のゆくえも見ものです。

 

3位 カイジ

 

仕事もせず堕落した生活をしていたカイジは、友人の保証人として借金を返すためにギャンブルの世界に足を踏み入れることになり、そこで繰り広げられる抗争を描いた漫画。

 

こちらも心理戦や頭脳戦の要素が含まれていて、展開が見えなくてワクワクするストーリー。人の黒い部分が垣間見える作品。

何度ギャンブルに成功したり失敗したりしても懲りることなく、戦いに挑んでいくさまが救いようがないのですが、そういう人間らしいところもまた親近感が湧いておもしろいところ。

突き刺さる名言も多く、人生が凝縮された他にはない漫画です。

 

2位 闇金ウシジマくん

 

闇金融「カウカウファイナンス」に訪れる客とその周りの人間もようを描いた漫画。

フリーター、出会い系、生活保護、悪徳商法といったニュースで聞いたことのある題材をテーマに、実際にその当事者目線で描かれた話が多い

 

その漫画を書くために実際に当事者に会って取材をすることもあるのだとか。街や社会の裏に迫るストーリーはリアリティがあって興味深い。

お金が絡んだ人間模様や落ちぶれていくさまが生々しく描かれている、衝撃の作品です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

裏社会を描いた漫画「闇金ウシジマくん」が面白い。「フリーエージェントくん」編のネタバレ感想

 

1位 インベスターZ

 

学費が無料で全国トップクラスの学業成績を誇る道塾学園が舞台。そこにトップの成績で入学した財前孝史は、学校の地下でこっそり活動している投資部によって学校の運営資金がまかなわれていることを知ります。その活動に入って投資スキルを磨いていくというストーリー。

 

株やFX、不動産などのさまざまな投資商品が登場したり、実際に実在している有名な経営者や会社のエピソードが出てきたり、お金の成り立ちが描かれていたりと、興味深い内容。漫画を通じて自然に投資の心得を気づかせてくれる作品です。

世間ではあまり堂々と言われてないけど、真意をつく言葉が多く、人生観にも影響を与えるような話が飛び出してきます。

お金や人生の教科書のような、新しい気づきのたくさんある漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

お金や投資を学べる漫画「インベスターZ」は絶対読むべき おすすめの名作

 

医療に関する漫画

2位 ブラックジャックによろしく

 

医療現場の不条理さや、そこで働く研修医・斉藤英二郎の葛藤を描いた漫画。

理想とは違った医療の矛盾に立ち向かう主人公に心を打たれます。

 

病院は身近にあるとはいえ、仕事内容は一般で知られていないことが多く、興味深く読めました。

主人公が現場を知るにつれて少しずつ成長していく姿が、昔の自分と思わず照らし合わせてしまいます。

人の命を扱う仕事は壮絶で、深く考えさせられる内容です。

 

1位 Dr.コトー診療所

 

離島の古志木島の診療所に赴任することになった五島健助。やってきた当初は島民から信頼されなかったが、腕前と人柄によって「コトー先生」と呼ばれ、親しまれるようになっていくというストーリー。

 

普段は頼りない雰囲気なのに手術になるとまるで人柄が変わり、医療に真剣に向き合うコトー先生。十分な設備もない診療所で試行錯誤しながら大きな治療を施していく姿は素直にかっこいい

医療を通じて人々の信頼を得ていくようすも素敵で感動します。

人情あふれる人間ドラマが描かれた漫画です。

 

社会・会社に関する漫画

4位 サラリーマン金太郎

 

元 暴走族のサラリーマン・矢島金太郎の活躍と成長を描いたビジネス漫画。

 

サラリーマンとしても人間としても成長していく主人公に心打たれます。

金太郎の男気あふれる行動でスカッとさせてくれる漫画です。

 

3位 マッドジャーマンズ ドイツ移民物語

 

アフリカから東ドイツに出稼ぎ労働者として渡った若者の生活と、その後のゆくえを描いた社会派漫画。

現地の人に取材し、3人のストーリーに集約してまとめ上げられています。

 

若者が言葉も文化も知らない土地にやってきたときの感覚や、その後に祖国からはよそ者扱いとなってしまい、故郷にも馴染めなくなってしまったときの気持ちがありありと伝わってきます。何かを訴えかけてくるというよりは、移民問題の現実がそのまま伝わってくる感じ。

ひとりひとりに起きたことやそのときの気持ちを知ることで、移民問題について当事者になったつもりで知ることができます

また、あまり見たことのない温度を感じさせる作風は味があって、ものやその場所の空気が伝わってくるよう。

 

こんなことがあったのか、と考えさせられる衝撃の漫画です。

 

詳しくはこちらの記事にも書きました。

【実話】ドイツ移民の歴史を紐解く漫画「マッドジャーマンズ」が壮絶だった

 

2位 失踪日記

 

突然仕事を投げ捨てて姿をくらました漫画家の生活を描いたノンフィクション作品。

作者自身の実体験によるものです。

 

鬱で自殺未遂まで追い込まれるが失敗し、ホームレス生活に。その後、配管工の仕事で復帰するがアル中になるという作者の壮絶な過去が描かれています。

リアルに描くと絶望的でブラックな過去を、コミカルに楽しく描かれています。ブラックジョークのような感じ。

ホームレス時代のサバイバルテクニックもすごい。

 

人間誰しも逃げ出したくなることはあるので、作者までとはいかないまでも他人事とは思えない共感もあります。

死ぬ気でやれば案外どうとでもなるような気持ちにさせてくれる漫画でした。

 

1位 ドラゴン桜

 

経営破綻状態となった落ちこぼれ高校の運営問題を、元暴走族の弁護士・桜木建二が引き受けることになり、その高校から東大合格者を出して再建するために生徒と奮闘する漫画。

 

東大に合格するのは簡単だと言い切って、受験合格に合理的な受験テクニックや勉強法が紹介されています。

また、「頭の良いやつで社会のルールはできている」「自分でルールを作る側に回るべき」「勉強しないと騙され続ける」という社会の現実が突きつけられる反響を生んだ作品。

辛口だけど真意をついている内容が多く、人生というサバイバルゲームをうまく生きていくためのヒントを与えてくれる刺激を受ける漫画です。