サウナトランス(整う)とは? 漫画「サ道(タナカカツキ著)」を読んで知った究極のサウナ体験

世の中にはまだまだわからないことがたくさんある。

自分の中でサウナはその代表格だった。

 

サウナは正直よくわからない。

これまでのサウナのイメージといえば、裸の太ったオッサンたちが、ぎゅうぎゅうに同じ部屋に肩を並べて、運動しなくとも発汗作用で健康になれるだろうという期待を込めて繰り広げられる、いわゆる苦行のような行為であり、メタボの巣窟としか思っていなかった。

 

しかしなぜか銭湯に行けば必ずサウナはあるもので、もったいないと思って1度は必ず入ってみるものの、室内は暑苦しくて すぐに汗が噴き出し3分もすれば一刻も早く出たくなる。

この我慢がなんとなく体に良い影響を与えている気もして無駄に長く入ってみたりして、確かにサッパリした雰囲気も感じられるのだけど、もう一度入ってみようということにはならない

 

きわめつけは水風呂だ。水の風呂なんてなんのためにあるんだろう。せっかく温まるためにやってきたのに水をはっておこうなんて誰が考えたか、滑稽にもほどがある。

こんなスペースがあるならジャグジー風呂でももう一個作れば良いじゃないか。

サウナがあればとりあえず水風呂も必要だろう、と施工者の安易な考えで取って付けられたような、世の中の思考停止が生んだ粗悪な名残りだろうというくらいでしか考えてなかったのだけど、そんな僕が恥ずかし目に合わされたのは、「マンガ サ道」を読んだからだ。

 

漫画だけじゃなく活字の本もあります。こっちのほうが先に出ててより詳しい。

 

サウナというものはどうもいいらしい。そこにはまだ開かれていない未知の宇宙が広がっているようなのだ。

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

 

「サウナトランス(整う)」とは?

この「マンガ サ道」は、作者のサウナにハマるまでの体験記とサウナの入り方、いわゆる「サウナ道」を伝道してくれる漫画なんだけど、どうもサウナにはドラッグのような気持ち良さに入り込める境地があるらしい。

この不思議な快感のことを、漫画上では「整う」とか「サウナトランス」と表現されている。

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

 

「サウナトランス(整う)」を体験する方法

「整う」方法の基本形は、

  1. サウナに入る
  2. 水風呂につかる
  3. 休憩する

このループを繰り返す。

3巡目は水風呂から出たら よく身体をふいて、イスに深く腰掛けて休憩する。

すると、フワーッと不思議な感覚が訪れるというのだ。

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

 

サウナの楽しみ方

この漫画ではサウナトランス(整う)のほかにも、サウナの楽しみ方が詳しく載っている。

 

サウナ施設によっては「ロウリュ」というものがあって、店員さんがサウナ内で水蒸気を発生させ、それをタオルで仰ぐことによって熱波を送ってくれるサービスもあるそうだ。今ではわりと有名らしい。

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

 

またサウナの本場 フィンランドでは、日本のエンタメ的な雰囲気ではなく神とつながる神聖なもので、その体験談も面白い

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)

 

すっかりサウナに興味が湧いてしまった。

メタボのオッサンたちに謝らないといけないかもしれない。それにしたって隠れてこんな遊びをしているとは卑怯じゃないか。

 

こんなものを見てしまったら自分も整いたい。トランスしたい。一度くらいはちゃんとサウナと向き合ってみるのもいいのかもしれない、とそんな期待半分、 懐疑半分の気持ちで「東京 サウナ」を検索していたのだった

 

「サ道」は eBookJapan で読めます

eBookJapan を使えばネットで「サ道」を読むことができます。

漫画版と活字版で内容が少し違うので、両方読むと2度美味しい。

関連サイト「マンガ サ道」はこちら

関連サイト活字版の「サ道」はこちら

 

そんなわけで、サウナに行ってみることにしたのでした。

この話は下の記事に続きます。

究極のサウナ効果「整う(サウナトランス)」を求めて赤坂のサウナへ【サウナリゾートオリエンタル】