数年前にネットで「式の前日」という漫画が話題になってたんですが、久しぶりに読み返したらやっぱり面白かったので紹介します!
今までいくつも漫画を書いてきた穂積さんですが、この「式の前日」はデビュー作。
当時は「すごい新人が現れた」みたいな感じで評判になって賛否両論を巻き起こしたんですが、それだけ評価された注目作品! ちらっと紹介します。
あらすじ
双子の兄弟、ワケありの親子、結婚をひかえた男と女…。“ふたりきり”という情景を温かく、鮮やかに切り取った珠玉の短編よみきり集。新進気鋭の著者・穂積のデビューコミックスにて最高傑作。
「式の前日」というタイトルの短編だけじゃなくて、他5つの短編がこの1巻にすべて収録されています。
収録作品はこの6つ!
- 式の前日
- あずさ2号で再会
- モノクロ兄弟
- 10月の箱庭
- 夢見るかかし
- それから
繊細な心の動きを模写するのがうまい
収録されている全部の作品に言えることなんですが、小さな心の動きが漫画で繊細に描かれています。
人間の感傷に浸るのにこれまたふさわしいタッチ。このタッチ好きです。
感動する
ただし期待しすぎは禁物!
全体的にすごい面白い物語が載ってるっていうよりは、日常が淡々と進んでいって、そこで起こる事件にウルッときちゃうようなそんな感じ。
寝る前に読むとちょっと温かい気持ちになれるそんな感じです。
これを面白いと見るか、なんだ何にもないじゃんって見るかで、好き嫌いが分かれてしまう漫画だと思います。
思いがけないどんでん返し
あといくつかの物語には思いがけないどんでん返しがあります。
最後のコマを知ってからまたもう一度読み返したくなる。
前提が変わることで、今まで読んできたコマ1つ1つの意味が一気に裏返っていきます。
面白かった!
まあとにかく面白かった!
今まで見てきた他の漫画にはない新しい感じの読み物という感じで、個人的には読んで満足でした。
心が穏やかになれる老若男女 楽しめる作品です。
「式の前日」はPCやスマホで読めます
eBookJapan というサイトでは式の前日が無料で立ち読みできます。
ブックパスでは月額562円でマンガ読み放題。しかも最初の30日間は無料です。