小さい頃は「夢はでっかく持て!」みたいなことを大人たちに言われてきた記憶が誰しもあると思う。
たしかに大きな夢や野望を持つことは、日頃からやる気を保って活力に満ちた生活を保つために必要な要素だ。
だけどそのまま成人しても夢は結局ひとつも叶ったためしがない。いつしか夢なんてそもそも叶わないものだ、と脳に刻まれ、ひとたび そうなってしまえば金輪際やらない。
そしてどうせ叶わないなら せっかくなら夢はでかいほうがいい、みたいなことになりがちだけど、そうじゃなくて、夢が大きすぎるがあまりに途中で挫折して失敗癖がついてしまっていることが多い。
そんなときは、野望と目標は分けて考えとけばいい。
例えばエベレストに登頂したいという野望があったとしても、普通の人がいきなり挑もうとしたところでどうせ無理だと思ってしまうし、実際に登ってみたところでてっぺんまで行くのは不可能だ。
さらにはその前に飲み会なんかで野望を語ると気持ちよくなって、「あ、今でも充分 楽しいからやっぱやらなくてもいいかー」なんて脳が怠惰になってきたりする。
あまりに理想が現実とかけ離れすぎると、やらないきっかけだけが増えていって、結局は現状と何も変わらないままになることが多い。
だからゴールの旗を少し近づけて、それを目標にする。
富士山だったらなんかいけそうなんじゃないか。
家の近くにあるちょっとした山ならおそらく絶対いける。
僕がブログを始めたときも同じだった。
最終的にブログで副収入が欲しいと思った。
だからまずは月間10万PVを目指すことにした。
まあ始めた当初はこれでもわりと夢物語の世界だったから、まずは毎日記事を書く、というところまでハードルを下げた。
毎日書いてたら少しずつアクセスが増えるようになって、気づけば10万PVを超え、そのタイミングから収入を意識することにした。
株のときは、まずは手持ちの10万円を使って小さい山を取れるようになろう、と考えた。
今度は30万円でやろう。
今度は大きな山を取れるようにしよう。
そしたら100万円で大きな山を取れるようにしよう。
次は300万、今度は500万で……といった具合だ。
それくらいの頑張ればなんか手が届きそうだなー、みたいなところで目標設定するようにすると、行動しようと思う気持ちが伴ってくる。少しずつ小さなハードルを飛び越えていくうちに、いつしかエベレストも視野に入ってくるという具合。
そうやってたら、ある程度のことがそこそこクリアできるようになって、結果、昔描いていた夢物語のようなことが現実でできるようになっていたりするのだ。
つまり、大きな理想を叶えるためには、その前段階で必要なステップがある。
だから夢を見失わないため、希望を持ち続けるためとして、胸の奥に大きな野望は持っておけばいい。
だけど大事なのがそれに至るまでの目標が必要だということである。野望と目標は違うのだ。
小さいステップをジャンプして、次はもっと大きなステップを飛び越えられたら、いつしかそのジャンプ力は昔描いていた夢のハードルを超えてるよーという話でした!