ついこないだ新卒で入社したときの同期たちと集まって飲みに行ってました。
初めて会ってからかれこれ7年以上。
新卒で入社した会社はもう辞めてしまいましたが、大手企業で今でもその会社に残って続けている人は大きな仕事を任されるようになったり、責任が伴ってきたり、そして別の事業部に飛ばされて今は別のオフィスで働いていたり、状況はそれぞれ大きく変わっていました。
そしてそれ以上に大きく変わっていたことがあって、それは何かと言うと、
みんな投資に興味を持っているということ!
数年前ってこんなに投資やってる人いたっけ?
年齢が上がるにつれて資産運用に目覚めることはあるかもしれないけど、それにしたってこんなに投資の話が広がってたっけ? っていう印象でした。
確かに考えてみれば本屋やカフェに行けば投資の話。
株やFXはやったことないけどビットコイン(仮想通貨)なら持ってるよ〜とか、自分も投資やらないとな〜とか。
いたるところでお金の話を耳にするようになりました。
最初に言っておくと、僕はこのブログで書いてきたとおり投資 推奨派。
せっかくお金を持っていて銀行に預けて放置しているくらいなら何かに投資したほうが効率が良くて、やれるならやっておいたほうが良いと思います。
ただ、最近「お金を増やそう」という話題がネットやメディアにありふれていて、そんな情報に惑わされて本来の目的を見失ってはいないか、なんてことを感じるようになってきました。
投資の本来の目的
投資の目的ってお金を増やすこと?
いや、個人で投資を始める理由は「自分が今よりも幸せになりたいから」ではないでしょうか。
何かやりたいことがあってそのためにはお金が必要だったり、将来が不安だからお金が欲しい、それを解決する手段として投資を行う。それが資産運用だと思います。
しかしネットを見ていると、お金を増やすことに夢中になりすぎて自慢とか嫉妬とか、そしてお金に対する価値観の押し付けが一部で広がっているように思うのです。
お金は面白いです。ハマるとすごくハマるし前が見えなくなります。
しかし一歩引いて考えてみれば、お金は何かを解決するためのただの手段でしかありません。
いつしかお金という数字が、ゲームのように誰かに勝ちたいとか負けちゃったとか、こうやってお金を増やすのが正しいとか、そういう不毛な議論に発展しているような気がしてなりません。
そんなのはどうでもよくて、それが気になるならテレビゲームでもして発散すれば良いだけです。
とくに投資というのは、それにかけても良い資金量やリスク、時間によって人によってスタイルは千差万別。
一人一人の事情を知らないと、投資スタイルの正しい答えは出ません。
だからこそ信じるのは自分だけだし、ましてや未来なんてどうなるかわからないです。
投資に正解はありません。
だから例えば影響力がある人の言っていることが必ずしも正しいわけではないし、極端な話 自分に必要がなければやらなくたっていいんです。
お金が欲しいなら他にも稼ぎ方はたくさんあります。
それにしたって言うのは簡単だし お金を稼ぐ方法はどれも難しいけど、ただ少なくとも言えることは投資についても同じように難しいです。
それでも最近では少ない知識や経験でも、少ない額からでも投資ができるようになって、投資の敷居がだいぶ下がりました。
だからそういうところから始めてみるのも良いとは思います。
最終的には何が言いたいかというと、お金を稼ぐ方法や投資に固執する必要はまったくないです。
本来は、お金を増やすことではなく、誰かを幸せにしたり、美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、仕事を辞めたりしたかったはずです。
もう一度、お金が欲しいのはなぜかを考えてみるとスッキリすることもあるのではないかなと思いました!
そして、そのうえで必要ならぜひ投資をやってみると良いと思うのでした!
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