最近ビットコインの価格が上がりすぎて恐ろしくなっている さかがみ です!
現時点では、未来の値上がりを期待して前から持っていた人はほとんど儲かっている状態。
過去に例を見ないくらいのすごい勢いで価値が上昇していくグラフが完成しています。
投機として考えれば確かに今ほとんどの人が儲かっていて盛り上がっていて楽しい状況。
実際に僕も今年一番利益が出ている商品になりました。
しかしこれ、なんだか危ない……。
終了はちょっと言い過ぎかもしれませんが、ビットコインのバブルが崩壊し、終わりが来るのはいつなのか考えてみました!
今のビットコインは400年以上前のチューリップ球根と同じ
まず前提としてバブルは必ず終わります。
今までも膨らんだ好景気の後には必ず不況がやってきました。
それは、遠い昔にさかのぼってみても同じ。
400年以上前のチューリップ球根でも、今回のビットコインと同じようなことがありました。
ざっくり説明すると、1600年代のオランダの話。
当時珍しかったチューリップがブームとなり、富裕層にチューリップの球根が高く売れました。
最初は小さな一部の範囲で取引されていたのですが、それが大衆に広がるうちに人気になったチューリップ球根はどんどん値上がりしていきました。
この価格高騰に便乗して多くの身分の人が転売を始めると、いつしか希少な球根は家と交換できるくらいの価値になってしまったのです。
今思えばチューリップの球根が家と交換できると知ったら
「はっ?!」
ってなりますよね。
それは、チューリップの球根が本当に欲しいという人が買っているわけではなく、投機目的の転売者が今の価格よりも高く売れることを知っていたので、本来のモノの価値以上の値段でも買っていたからでした。
こういうことが起こっているときはなんの前触れもなく状況は一変します。
「球根に買い手がつかなくなった」という噂をきっかけに価格は暴落。
100分の1の価値まで落ち込むものもありました。
これらの行程はすべてわずか数年の間に起こったことです。
最終的にフタを開けてみれば、この短い間に億万長者になったわずかな人、そしてあとは無一文になった人が大勢いました。
バブルは必ずいつか崩壊する
今までも起こってきたから今回も起こるだろうと考えるのが自然です。
つまり暴騰した金融商品は必ず暴落するのが自然な流れ。
ビットコインも5年後、もしくは1年後、それか明日に起こってもおかしいことではないのです。
いや、そんなわけないじゃん(笑)
って思う人もいるかもしれませんが、そういう人が集まったからこそ、異常すぎる価値の高騰とその後の暴落が起きました。
「好景気はまだ続くだろう」、そして「まさか自分がババを引くわけがない」と思っていながら悲しい現実を目の当たりにすることになったのは、90年代のバブル崩壊でも2008年のリーマンショックでも同じ。
これを人類は何度も繰り返してきたわけですね。
結局 何百年経とうとも人の心理は変わらないわけで、おそらく今回のビットコインや仮想通貨についても同じような終わり方をする可能性が高いことがわかります。
これは人の性質がそういうものである以上、どうしようもありません。
人間は何百年も生きられないので、バブルを何回も経験したプロもいません。
多くの人が初めてのバブルを実感することになるので、一人一人が人間の性質に沿って欲望丸出しの感情のまま動くことで、結局 歴史はまた繰り返します。
だからどうしてもそこは覆すことができません。
もちろん変化の激しい時代、今までの常識では通用しないことも起こるかもしれないので一概には言えません。
だけどそれはわからないので今までどおり、また同じように大きな暴落が起こると思っておいたほうが健全だと言えます。
現在は明らかに価格が先行している
じゃあ現在のビットコインはどうなのかってところを考えてみると、やはり価格が先行しているように見えます。
たしかに非中央集権で国境関係なく誰しもが共通して使える通貨であるビットコインのしくみは、新しい未来が見えてテンションが上がるしワクワクさせてくれます。
しかし今の実用で考えるとどうでしょう。
まだまだ気軽にお店でコインが使えるわけではないし、個人間でお金のやり取りがなされているわけでもありません。
ビットコインの本来の目的である通貨としての価値が試されるのはこれからです。
したがって今コインを持っている多くの人は未来の値上がりに期待する投機目的の人が多いです。
言いかえれば、今後、今よりも値上がりするだろうからそれに便乗して買いに走っている人が多いのが実情です。
そのためビットコイン自体の価値より明らかに価格上昇の進行のほうが早くなっていて、現実とかなり乖離しているように見えてしまいます。
今はインターネットのおかげでどこにいても全世界の人がこの仮想通貨に注目することができます。
全世界からスポットライトが当てられているこの仮想通貨はまだまだ過熱するのかもしれません。
だけどそれはビットコイン自体を欲しいからではなく、まだまだ富を得たいから持っておきたいという人がほとんどなのです。
それはどういうことかと言えば、チューリップ球根のときと同じように、もうビットコインでお金を稼ぐことができないな〜と誰しもが感じ始めたときに、何かのきっかけが出た瞬間、売りが続いて暴落することを意味します。
ビットコインはいつバブルが崩壊するか
じゃあそれはいつ? と聞かれれば、はっきりした日時はわかりません! 自分も知りたいです!
だけど過去の教訓で目安があります。
まず1つ目は、価格がありえないくらい急角度で高騰しているとき。
そうするともしかしたら今、すでにそうなっているかもしれません。
そしてもうひとつが、世間のみんなが「ビットコインを買えば儲かる」と言い出したとき。
今までにまったく投資に興味のなかった人まで、いつのまにか「ビットコイン」と言い出してニュースや雑誌で騒いでいるとき。
そこまでビットコインの話が降りてきたときは、もう暴落が近いかもしれません。
だいたいこんなメカニズムになると思います。
- 趣味で誰かが面白いものを作る。
- 一部で楽しむ人たちがそれに価値を感じて買う。
- これに目をつけて金融商品として扱う人が出てくる。
- 関係のない一般人まで値上がりに乗じて買う。このときに専門家は売り抜け。
- もう誰も買わないのであとは売られていくだけ。価値が下がって売りが売りを呼び、暴落。
あれ、4番まで迫ってきてない?!
いちおう最後にあらためて付け加えておくと、それが明日か1年後か3年後かは誰にもわかりません。
そして僕は資金量は減らしつつも引き続きビットコインは続けていこうと思ってます。
だけどいつか来るときは来るはずなので、投機として考えるなら引き際も準備しておこうってお話でした!