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僕が投資を始めてから6年になりました。
これまでうまくいったり いかなかったり試行錯誤の連続で、まあほとんどうまくいかなかったわけですが、今ではかなり自分ルールがブラッシュアップされていて、それなりに勝てるようになってきました。
どうしてこんなに遠回りしてしまったかというと、世の中には正しくない情報もたくさん存在しているからです。
だけど「お金が儲かる」「資産が増やせる」とかって広告が出てたら気になってついつい見ちゃいますよね。
中には詐欺に近いものもあって うまく乗せられてダマされてしまう、なんてこともよく聞く話で、今のところそういったジャングル状態になっている中で、適切な情報にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。
そして迷路に迷い込んでいるうちに、勝ちにたどり着く前でリタイアして負けていくことがほとんどだと思います。
そんな僕が遠回りしてきて知った投資の真実というか、初心者のときにこれから投資を始めるならこれは知っておきたかったという考え方を、これからいくつかの記事にわたって できるだけ簡単にまとめていきます。
これは今でも忘れないよう大切にしているルールで、逆にいえばこの考え方がないと勝てません。
それでは最初なので、まずは 投資とは何か、という話から始めていきます。
投資に必ず儲かる方法はある?
まずは悲しいお知らせですが、投資に必ず儲かる方法はありません。
かならずリスクがつきものです。というかリスクがなくて100パーセント勝てるのであれば、世界中の人がやっているわけで、そんな美味しい話はないです。
とは言いつつ、正しく練習すれば知識と経験で勝てるようになっていきます。
具体的にどれくらい儲かるかはもう少しあとで紹介していくとして、まずは投資とはいったいなんぞや という話から。
投資はいわば、常にリスクをおさえることを考えながら戦うゲームです。
このリスクというものが常につきまとっているせいで、このままいくと大損するかもしれない……という恐怖心から最悪の状況でやめてしまい、ほとんどの人が負けてしまいます。
逆に言えば勝っている人は、納得いく自分のルールをただひたすら続けた人だけです。
トレードに必勝法というのはなく、ただ方向性を決めてそれを淡々とやるにつきます。
ただ、ほとんどの人は方向性を見失って淡々とできずに負けてしまいます。
まず大前提として、いくら勝てる手法を使っていたとしても、気持ちがブレて右往左往していると負けてしまういうことです。
よく「投資の勝ち負けはメンタルでほとんど決まる」と言われていますが、正直 僕は最初の頃、さっぱりこの意味がわかりませんでした。
だけど今でこそ痛いほどわかります。
ほとんどメンタルで決まります。技術面は、まあ2割くらいかなと思います。
そんなわけで、投資の基礎をすっ飛ばしてトレード手法をもっと書いていきたいのですが、そうすると絶対にうまくいきません。
なぜこうやるのか理由を説明しておかないと、利益になっているときはいいんですが、いざ損が出たときにほとんどの人はガマンできずにやめてしまいます。
投資は勝つ人と負ける人に分かれる世界。
資産運用の知識が足りない日本に、少しでも投資で勝てる人を増やしたいです。
これから勝っていくために、しっかり基礎的なことを頭に入れて、納得いくトレードを行う必要があるというのが大事ということを まずは覚えておく必要があります。
じゃあ次からは投資に共通する基礎的な考え方を紹介していきます。
低いところで買って高いところで売る
知っている人にとっては、とーっても当たり前の話になるんですが、超基本で超だいじ!
まずトレードは、低いところで買って高いところで売るのが基本です。
例えば10万円で株を買ったとします。
12万円に値上がりしたので、そこで売ったら値上がりした2万円が儲かったことになります。
逆に値下がりして株が8万円になってしまったらどうでしょう。
そこで売ったら値下がりした2万円を損したことになります。
つまり、低いところで買い注文を入れて、高いところで売り注文を入れたら勝ちというルールのゲームです。
投資は宝くじじゃない
そして投資は宝くじのように、当てようとするものではありません。
さっきは2万円 儲かったり損したりした例を紹介しましたが、チャートの未来の動きは読めません。
したがって、1日後に資金が増えるか減るかは誰にもわからないです。
センスを養っていけば大きな流れを見て、いくつかのストーリーを描くことは可能になります。だけどそれでも100パーセントはありません。
「それだったらギャンブルと一緒じゃん!」と言いたくなりますが、それは違います。
釣りを例に考えてみましょう。
釣りだって、プロ級の腕前を持った人が、最高の竿で、上等のルアーで、絶好のポイントに仕掛けたとしても釣れないことだってあるでしょう。
だけど、そういうときはその場の状況を見て、仕掛けを変えたり場所を変えたり時間帯を変えたりして再戦し、最終的に大きな魚を釣り上げます。
トレードも同じです。1回でうまくいくことはありません。
失敗して損失を出すことなんて、しょっちゅうです。というより失敗することのほうが多いくらいです。
だけど失敗したら、状況を見ながら対処することでまかないます。そして最終的に確実に勝ちに持ちこんでいくというものです。
例えば
- 1回目は10万円負けた
- 2回目は10万円負けた
- 3回目は30万円勝った
とすると、これは10万円の儲けになります。
こうやって負けもあることを前提として、取れるときに勝ちを取って、最終的に勝ちに持っていきます。
だから投資で勝つためにやらなければならないことは、未来を当てようとすることよりも、最悪の自体になったときの対処のやり方を学ぶことに注力する必要があるということです。
トレードはビジネス
さっきの宝くじの話に通ずるものがありますが、トレードはいわば自分のビジネスです。
不動産投資や自分でラーメン屋さんを開業するのと同じです。
不動産やラーメン屋を始めるときは、最初に元手がかかります。
そして、その元手からお金を生み出すというものです。
具体的に不動産で例えるなら、ある家を1000万円で購入したとします。
それを毎月10万円で他の人に貸しました。
すると1000万円を元に、何もしなくても10万円が入る仕組みが作ることができた、ということになります。
今度は駅前のラーメン屋さんを1000万円で買収したとします。
経費を引いて毎月50万円を受け取れるとしたら、これも1000万円を元手に毎月50万円を受け取るしくみを作れた、ということになります。
従業員に業務をまかせれば、自分は何もする必要はなく、ときどきお店のメンテナンスをしたり、運営に集中することができます。
トレードだって同じです。
いくらを元手にしたら、毎月(毎年) 何パーセントかが利益として得られるという見込みがあるはずです。
逆にそのようなトレードになっていなければ、それは投資ではないということです。
そして、僕が投資として取り組んできた方法として、大きく分けて2つ。「裁量トレード」と「自動売買(システムトレード)」があります。
ちょっと長くなったので、次の記事から それぞれの具体的なやり方と、どれくらい儲かるのか、という話をしていきます。
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