この記事の続きです。
1話目はこちらです。
この出張中の暇な時間を使って、ネットでなにか売ってみようと考えました。
どうせ宿泊先のホテルでボーっとしているくらいなら、少しでもお金に変わる何かを始めた方が良いと思ったのです。
何を売るか
まずは売るものを考えないといけません。
今は出張先にいるため、手元にはPCとスーツと着替えだけで何も持っていません。
つまり商品を仕入れてくる必要があるのです。
すぐに思いついたのは中古のゲームや漫画だったのですが、ホテルの周りにはそのようなお店がなく、中心街まで出て売れるかもわからない商品を仕入れてくるのは続かないような気がしました。
もっとスキマ時間を有効に使えるような、簡単で手軽に売れるものを探しました。
そこで僕が考えたのは、新人研修で受けた資格の過去問を売ることでした。
研修中、実際にその資格を受けてみてわかったことは、専門的な資格というのは過去問や資料が少ないということでした。
そのうえ受験料が高く、もっと効率よく勉強して確実に合格できたらいいなあと考えていました。
研修期間中を共にした同期も同じようなことを言っていたのでたぶんこれはニーズがありそうです。
しかも一度受験したので勉強に使った資料は手元にあるし、実際に受験したので出題された問題も頭の中に入っています。
過去問を自作して売れば、少しはお金になるんじゃないかと思いました。
ヤフオク(ネットオークション)で調べる
これを他にもやっている人がいないかヤフオクで調べてみると、さっそく2人ほど出品しているのが出てきました。
100問くらいの過去に出題された問題集が3000円〜4000円くらいの相場で取引されていたのです。
しかも毎日誰かが購入しているというくらい、かなりの頻度で購入されていました。
これはイケるかもしれない。
ホテルにこもって商品を作り、出品
思い立った後は早いものでした。
そこからは毎日、仕事が終わってからホテルにこもって問題集を作りました。
自分が実際に出題された問題の記憶をたぐり寄せ、過去問をテキストに書き起こしました。
資料は3日ほどで完成です。
少しでも売れやすいように、表紙もそれらしいデザインにこしらえてみました。
これをヤフオクで出品します。
値段は業界最安値の2000円。
さすがにこれは売れるだろうと思うくらい自信がありました。
それくらいこだわって作ったつもりでした。
すでに売れている例があるので、それと全く同じものを同じ条件で売ればきっと売れるわけで、それよりも見た目をこだわって値段を安くして、これで売れないわけがないと思っていました。
自信たっぷりに出品してあとは待つだけです。
数分おきにページにアクセスすることを繰り返していました。
常に誰かがもしかしたら今この瞬間に買っているかも、と考えたら気が気ではありませんでした。
そんなソワソワもつかの間のこと。
なんと出品したものが1時間で売れてしまったのです。
以下の記事に続きます。