この記事の続きです。
1話目はこちらです。
いつまで待ってもなかなか電車には乗れそうもなく、上野駅で立ち往生していました。
会社にはもう間に合いそうもありません。
周りでも
「遅れます。」
と、電話している人がたくさんいました。
僕も連絡しておかなければ……。
そう思い、携帯電話を取り出して会社に連絡を入れます。
総務の人が出ると、
「焦らずゆっくり来てくださいね。」
と言われたので少し安心しました。
でもきっと迷惑かけてるんだろうな……。
つらい……
2日目からこんな状況に陥っているなんて親は微塵も思っていないだろうし、つい2週間前まで実家でダラダラしていたのに、いまこの人混みの中で立ち往生している自分はいったいなんなんだろう。
これが一生続いていくのか……。
なんてことを考えていました。
大げさかもしれませんが、あのときは本当に絶望的な感情しかありませんでした。
今でこそ東京の暮らしに慣れたのもあるし、そういえばここ数年満員電車に乗ったことがないなあという感じなので、同じ東京でも暮らし方や仕事で大きく生活は変えられます。
それにしてもそんなことを全く知らないあのときはつらかった……。
こんな生活が一生続くのかと本気で思っていました。
会社に到着
会社の近くの駅に着いて電車を降りると、もう雨は止んでいました。
会社まで走っていきます。
どうせ怒られるんだろうなあ……なんて思っていました。
今日は最初に会社の偉い人から会社の説明や今後数ヶ月の予定なんかを聞く予定です。
そんな偉い人たちを待たせて、2日目にしてもう会社生活終わったなと思っていました。
「あ、きたきた!」
部屋に着くと総務の人が出迎えてくれました。
(え、怒られない……?!)
ひとまず安心しました。
会社に着くとまだ到着していない社員もたくさんいるし、”偉い人” もまだ出社できていないようでした。
今日は電車のほとんどの路線が遅延しているようで、遅れたことについて誰も気にしていません。
なんだ、大したことなかったのか!
そんなこと当たり前だと言われるかもしれませんが、実家で暮らしていた小学生や中学生の頃は、だいたい遅刻するといえば、氷で滑って坂の上の学校までなかなか登れなかったとか、雪が深すぎて家から出られなくなったとか、そういうことくらいでした。
今思えばそれはそれですごいところに住んでたなと思いますが……。
だから雨風で電車が遅延して遅れることに対して怒られるかどうかについては知りませんでした。
早くこの生活に慣れたい
安心したのもつかの間、今度はありえないくらいお腹がすいていることに気がつきました。
朝ごはんを食べて出社したばかりなのにと思ったけど、実は家を出て出社するまでに結局3時間近くかかっていたのです。
その間、立ちっぱなしで人混みに揉まれっぱなしで、しかも先を急いでいたのですからここで1ヶ月分のカロリーは消費したな、と思いました。
ああ……早くこの生活に慣れたい。
以下の記事に続きます。
コメントありがとうございます!
やはり新卒あるあるですかね!
このへんは暗黒時代なのでしばらくこういうのが続くかもしれません(笑)
不安感、早く仕事に慣れたいという気持ち、非常によく分かります。
コメントありがとうございます!
共感できる方がいて嬉しいです。