新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その42(自分で商品を売ってみたからこそわかった大切なこと)

▼この記事の続きです。

新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その41(商品を買ってもらうための集客と宣伝のしくみをつくる)

2017.07.05

 

▼1話目はこちらです。

新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その1(就職氷河期に巻き込まれた)

2017.03.14

 

最初の3日でメルマガの登録があったのは大きな収穫でした。

こんな簡易的なしくみでまさか登録されるとは……。

 

正直なところ、本当に登録されるとは思っていなかったので、おっかなびっくりな気持ちになっていました。

こんな1週間そこそこで作りあげたコンテンツで、期待通りのものを提供できるか不安でたまらなかったのです。

 

昨日までの期待の気持ちが一変、いざ登録されてしまうと不安でもう登録されなくてもいいのに、という気持ちになってきてしまいました。

 

登録者は増えていく

そんな考えとはうらはらに、登録者はひとり、またひとりと増えていきました

なんと最初の1週間で合わせて3人の登録がありました。

 

ステップメールも届いているようで、3人のうち2人から登録の数日後に質問のメールが届きました

作った電子書籍は、ある悩みの解決法を書いたものだったのですが、本当にそれについて悩んでいる方からだというのがわかりました。

 

僕はできる限り自分の答えられることは答えたつもりです。

僕の経験談も伝えると悩みが少し解けたようで、本当に感謝しているとの返信がありました。

 

それを見ていると、もしかしたらこの人は、これからステップメールで数日後に紹介する商品を買ってくれるかもしれない……

しかしなんだか買われないほうが良いような気持ちになっていました。

むしろ買ってはいけないと感じるようになりました。

 

それでもメルマガの登録者はどんどん増えていきました

営業マンが家庭訪問しなくても、誰かが街でビラを配っているわけでもありません。

放置しているのにも関わらず、誰かが勝手にブログを見て、毎日少しずつ登録が増えていく状態です。

インターネットの可能性を身にしみて感じます。

 

登録者が増えていくにつれて、クレームも増えていきました

最終的に商品の紹介だとわかると、怒る人もいました。

僕も自信がなくなり、何をやってるんだろうなあと思うようになりました。

 

実際に商品も自信を持ってオススメできるかといえば疑問だったからです。

怒られても無理はないような気もしていました。

 

購入されるわけがないと思っていた……

だから商品が実際に購入されるわけがないと思っていました。

14日間くらい毎日メールが送られてきて、最後の数日間で商品を猛烈にプッシュします。

 

ここにたどり着くまでにメルマガを解除する人がほとんどです。

まあさすがにこれに6,980円を出す人はいないだろうなとはわかっています。

 

しかしある日の朝、たいへんなことが起こってしまいました。

いつものようにメールを確認していると、そこで目に入ってきたのは「商品が購入されました」というタイトルでした。

 

そのメールを開くと、購入者のメールアドレスが確認できました。

それは、最初に悩みを質問してきた人でした。

僕のことを信じて商品を購入してくれたのでした。

 

決して安い買い物ではありません。

しかし僕には、購入した金額以上の価値を与えられているのか、満足されるのかが不安でなりませんでした。

すごく悪いことをしているような気がしました。

そして、よりによってこの人から買われることになったことを悔やみました。

返金したい気持ちでいっぱいになりました。

 

売れてしまった後悔

まさか売れるとは……。

予想外の結果でした。

 

ブログを読んで、メルマガを14日間も購読し続け、最終的には商品を紹介しているページを見て……こんな長い道のりを通って、わざわざ書店に売っている本よりも高い商品を購入するなんてことが、あるわけがないと思っていました。

 

しかし、現に売れてしまったことを確認すると、これはもう認めざるをえません。

世の中には同じような手法で悪質な商品がたくさん出回っていますが、それが実際に売れているということがわかった瞬間でもありました。

 

そして商品を作ることと、売ることはまったく別のものだとも、身にしみて実感しました。

良い商品でも販売の仕方によっては売れないことがあるし、その逆で悪質な商品でも売れることは現実に存在しているのです。

 

それから、僕の気持ちが届いたのか、その人からは返金希望のメールが届きました。

「思っていたのと違う」という内容でした。

正直、ホッとしていました。

 

すぐに迷わず返金しました。

 

うまい話なんてない

あれから知ったことですが、とくに「体の悩み」、「儲かる」、「モテる」といったキーワードは本当に強く悩んでいて、高いお金を出してもいいから解決したい人がたくさんいます

この弱みにつけ込んで、購入者の意図していない悪質な商品を高い金額で売りつけている業者も一部ではいるのです。

 

しかし、世の中、そんなうまい話なんてありません

数万円もする高い商品を買って人生が変えられたら、こんなラクなことはありません。

 

結局は自らなんらかの行動を起こして、努力しないと結果は出ないのです。

だから「1ヶ月で100万円」や「1週間で3キロ痩せた」なんて売り文句は、ただの宣伝文句のひとつでしかありません。

 

もしかすると一時的に使えるすごい方法もあるかもしれませんが、ダイエットにしたって無理をすると結局、体のどこかに負担をかけることになるので、いつかどこかでしわ寄せがやってきて、結局プラスマイナスゼロ。

儲かる方法があったとしても、結局みんながこぞってやるのですぐに廃れてしまい使えなくなります。

というよりは、すでに一般人の耳に届いている時点でもう使えなくなっているでしょう。

結局は正攻法を長く続けてきた人にしか結果は与えられないのです。

 

それは今回のようにモノを売ることも一緒です。

自分の自信がないと思っていた商品を必要以上に高く売っても、いつかはしわ寄せがきて、長くは続けられないのです。

日々クレームがきて、商品が購入されても返金することになり、信頼を失って結局長くは続けられません。

ましてやインターネットの力で情報がありえない速度で拡散される時代に、悪い話はすぐに広がります。

そうなると、そのリングからはリタイアせざるを得なくなるのです。

 

長く続けられるか?

それからは新しいことをするときは、それが「長く続けられるか?」ということを考えるようになりました。

それは、ビジネスにおいても、仕事においても、恋愛においても、ダイエットにおいても、趣味においても、世の中のありとあらゆるものに置き換えられるのではないでしょうか。

 

何かを成し遂げるためにはやはり正攻法を長く続けることが大切だということを思い知らされたのです。

 

そうしないと、いつかしわ寄せがやってくるのですから……。

 

▼以下の記事に続きます。

新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その43(限界をむかえる)

2017.07.11

転職活動の始め方

3回転職してきた僕が、転職を考えたら最初に見ておくべきサイトをまとめました。

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