日本一有名なニート phaさんの自由な生き方を見た感想と考えたこと(ザ・ノンフィクションより)

ザ・ノンフィクションが面白い。

 

フジテレビで日曜のお昼に放送している社会問題や人の葛藤を写したドキュメンタリー番組なのだが、6/18 と 6/25 は2週続けて、10年間 定職につかずニートをしながらシェアハウスで仲間と暮らしている phaさんが取り上げられていた。

 

phaさんはブログを書いていたり、書籍も何冊か出ており、日本一有名なニートとして知られている。

僕もphaさんのブログはたまに読んで知っているので、今回はいつもより興味深く見てしまいました。

テレビを見た感想を書きます。

 

ニートで共同生活

テレビでは社会や仕事でうまくやっていけない人たちが集まって、シェアハウスで生活を共にしていたのだが、まず最初に思ったこと。

東京でこんなサバイバル生活みたいなことできるんだ。

 

同じ考えに賛同する人から家を格安で提供してもらえたり、食料を提供したり、知り合いがやってきて料理を振舞ったり、引越しも自分たちでリフォームしたり、生活ぶりは家があるホームレスのような感じでなかなか興味深い。

 

お金がなくても楽しく暮らせるんだよ、というのを追求して世間に注目されている例はなかなかないので興味深く見ていた。

 

世間からのニートのイメージ

ニートって言うと世間からはあまりよくないイメージがあるけど、テレビに出ていた方たちを見ると会社というか社会に合わなくてうまくいっていないようだった。

 

世間のほとんどの人たちからすると、働かないとやっていけないからガマンしてやっているのだろうけど、みんな会社に入って不満を持ちながらもなんとか耐えて働いていて、ほんの少しの楽しみでなんとかやっていけたりする。

だけど、50メートル走を10秒で走れと言われても、どう頑張っても無理な人がいるように、それがガマンしてもしきれない人も本当にいるようで、これを単なる甘えだと言ってしまうのはなんだか違うような気がした

 

僕も何か会社というものに違和感は感じることがあって、幸いにもフリーランスという自由な働き方を実現できているのだけれど、こうやって僕以上に違和感を感じて社会に生き辛さを感じている人が結構たくさんいるのかと考えたらゾクッとしてしまったし、決して他人事じゃないような気がした

 

これを見ていると、ほんとにいろんな人がいるんだなと思う。

知らないところでこうやって暮らしている人もいるんだなと感じた。

 

phaさんの周りに集まる人たちがたくさんいる

この番組では phaさんの運営しているシェアハウスに一緒に住んでいる仲間も出てきたけど、別にみんな会社が嫌だとか言っているけど本当に働きたくないわけではないような気がする。

ひとりひとり才能があって得意なものがあって、だけど会社に所属した瞬間にうまくいかない。

みんな優しいのかもしれない。

 

社会に出て仕事で人と関われば関わるほど絶対ストレスはたまるだろうし、それが人一倍、受け止める皿が大きくて全部を吸収してしまって必要以上にストレスになる人には辛い世の中なのかもしれない

 

しかしだからといってニートなんかやっていると、お金がなくなるし、世間から冷たい目で見られてしまう。

だから何か動いてないといけない。

休んでいると社会から取り残されてしまう感じもするし、さびしくもなる。

結局働かないといけない。

だけど会社に行くと辛い。

だから自分は必要ないんじゃないかって思ってしまう。

 

だから phaさんの「とりあえず死なない場所を作る」っていう社会の中に心の拠り所のような居場所があるというのは現代に必要なコンセプトなのかもしれないなあと思った。

ホームレスまでほんとにいってる人は少ないけど、他に引っ越したいけど住める場所がないから実家でつらい思いしてる人は結構いるんですよね。

「家出て東京に出てこいよ」って言えるようなそんな場所があったらいいなと。

 

そういえば日本での自殺者数は交通事故よりも多いくらいなのだから、やっぱり生きづらさを感じていたり社会に辛い思いを抱いている人もたくさんいて身を投げ出す人もそれなりにいるんだとは思う。

phaさんの生き方や考え方が心の支えいなっている人もたくさんいるようだった。

僕はわりと今みたいなの(生活)が続けばいいなあと思っているので……。
それぞれの人がそれぞれにできる精一杯をやってれば、それでいいと思うんですよね。
そうしないとなんかもう使えない人間は全員死ぬべき、みたいな感じになっちゃいがちなので……。

 

なんかこうやって生きづらさを感じている人を見ていたら、社会のシステムに乗って文句を言いながらもガマンして働いて、税金を払って、値上げや増税の波を受けて、だけど平凡に暮らせるのだとしたら、それはそれで幸せかもな、とも思った。

 

理解されないってのは本当にツラい。

自分の正しく居られる場所は必ずあって、自分が今フリーランスをやっていて思うことは、なんかこのグループ違うな、この会社は自分に合わない、とかそんなことを思いながらそこにずっといると、それが全てで正義のように思えてきて、視野が狭くなってくるけど実際はそんなことは全くない

 

実際、このテレビに出ていたシェアハウスにいたら1日で嫌になりそうって感じた人もいると思う。

でもこっちのほうが居心地が良いって人もいて、だから同じように社会で普通に暮らすのがすごく気持ち悪い人もそれなりにいるだけだと思った。

 

仕事で関わってきた人や学生時代の友人と久しぶりに会ってしゃべっていると、本当にそのグループごとに正しいって思うものが正反対になるくらい違うし、グループの中でも人によって違っていたりする。

なんか今いる場所が違うなあってなんとなく感じていたら、必ず同じような人が日本に数万人は絶対いて、そういう人が周りにいるとなんか強くなった気がして明日からまた頑張れる

 

少なくともそのキッカケを作ったり、そのキッカケに乗ってきている人は必死に生きようとしていて、自分なりに戦いながら幸福を模索しているんだと感じた。

 

というか phaさんってもはやニートじゃないよなあ?!

phaさんは定職を持っていないってだけで、いろんな背景を持ったメンバーを抱えるシェアハウスを運営しているってだけで結構すごい

結局共同生活をやっているのだから、人間関係のトラブルや資金面で面倒なことも発生するだろうし、それにも関わらず pha さんの周りに人が集まって必要とされている。

テレビでシェアハウスの引っ越しをやっていたようだけど、これだけのメンバーを従えて、しかもテレビの取材が来てる中で、新しい家の間取りをどうしようかとか考えて、引っ越しを完了させられるのはなかなか大変なことだと思う。

 

本人の立ち振る舞いからは想像もつかないけど、他人の人生を変えられるくらいの大きなパワーを秘めている方のように感じた。

 

また、本人から滲み出てくる素直な生き方は、会社で働いているよりも人間らしさが現れていて逆に説得力がある

個人の強みがフォーカスされていっている時代、変わらなければいけないのは phaさんたちじゃなくて社会のほうなのかもしれないなあと感じた日曜の昼。

 

次回のザ・ノンフィクションは歌舞伎町でホストをやっている23歳。

来週も楽しみだ。

 

pha さんの本

出版社から声をかけられ、執筆も行っています。

 

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