頭がいっぱいで やりたいことが前に進まない、何から手をつけていいかわからない、全部投げ出したい、ってことないですかね。僕はあります。
そういうときにいつもやっている、今やるべき本当のことを整理して、行動に移せるようになるために必要な作業を紹介していきたいと思います。
頭がいっぱいになる原因は何か
まずは原因から。
前提として頭がいっぱいになっているときは、脳の中にたくさんの「やりたいこと」がたまっている状態です。
「今日の仕事を終わらせたい」、「資格に合格したい」、「筋トレを始めたい」……。
漠然とおおまかな「やりたいこと」が溜まっていくと、脳みそがモヤモヤして、やがていっぱいいっぱいなって何もやる気が起こらなくなってしまいます。
タスクをこなしていくには「目的」があって、はじめてそれに伴う「行動」があります。
例えば、「カレーを作る」という「目的」があって、その中に具体的な
- 買い物に行く
- 野菜を切る
- 煮込む
という「行動」がありますよね。
「行動」を知っていれば、だいたいの所要時間とか どのように手や足を動かすべきかがわかって安心できます。
だけどそれがわからないと、道の先が見えずに不安のモヤがかかります。
紙に「目的」を書こう
脳にタスクを行動に移す気にさせるために、まずは紙に書いていくことが必要です(スマホのメモ帳でもOK)。
ここで書くのは「目的」です。最終的に自分自身がどうなれていればいいのかというゴールを書きます。
- 今日の仕事を終わらせたい
- 資格に合格したい
- 筋トレを始めたい
- カレーを作りたい
もう少し具体的にいうと、上の「筋トレを始めたい」というのは、始めるだけでいいのであればこれでいいですが、もしダイエット目的なら「5キロ痩せたい」と書いておくとより明確になります。
目的の横に「行動」を書く
目的が書けたら、今度はその横に具体的に行う「行動」を書きます。
「行動」は目的を達成するために、実際に手や足をどのように動かしていかないといけないか、という手順です。
例えば「カレーを作りたい」という目的があったとします。
それに伴う行動を考えてみるとこんな感じ。
- 材料を買いに行く
- 野菜を切る
- 煮込む
材料が何かわからないという場合は、最初に「材料をスマホで調べる」という手順も入ってきますね。
これを順番に進めていけば目的が達成できるようになるという、説明書のようなイメージ。
この「行動」を、最初に書き出した「目標」の横に書き出していきます。
例えばこんな感じ。
- 今日の仕事を終わらせたい → お客さんの名簿を整理する、未払いの人に電話する
- 資格に合格したい → 資格の応募期限を調べる、資格の本を買う
- 筋トレを始めたい → トレーニングできる場所を調べる、申し込みする
- カレーを作りたい → 材料を買いに行く、野菜を切る、煮込む
「今日やる行動」を決める
ここまできたら、書き出した「行動」を実際に進めていきます。
「行動」を優先度が高いものから並び替えて、ひとつひとつに期限を設けるといいと思いますが、予定を立てるのが苦手な人は、「今日やる行動リスト」だけでいいです。そして次の日になったら、またその日にやる行動リストを決めればいいだけです。
実際にこうやっていくと、目的を達成するために1日でできる作業って実は結構少ないことがわかります。
でもそれが当たり前のことなので、とはいいつつやるしか前には進めないので、気にせず少しでもいいから淡々とこなしていくのがポイントです。
昨日よりひとつでも前に進んでたらOKという気持ちで。
そもそもやりたいことが多すぎではないか?
実際に「行動」に落とし込んでみるとわかりますが、いくつか「目的」があるだけで無数のタスクが出てきますよね。
こうやって「目的」と「行動」を書くメリットのひとつとして、そもそもやりたいことが多すぎるのではないか、と俯瞰して状況をとらえることもできます。これで脳がパニックになっていた理由もわかりますね。
その場合は思い切って削ります。
いけるならどんどんやっていくにこしたことはないですが、「目的」も「行動」も同時にできるのは2〜3個くらいまで。10個や20個なんか溜まると破綻してしまうので、できるだけ直近で目に入るところからは減らしてしまいます。
その代わりに「いつかやるリスト」などを作って退避させておくと、いいですよ。
まとめ
以上、頭がいっぱいになったときは以下の手順で次の行動を整理してみてください!
- 「目的」を書き出す。
- その横に「行動」を書く。
- 「今日やる行動リスト」を作る。