知識を習得する方法、上達するヒント。学ぶとは何か?「分かる」と「出来る」の意味と違い

誰もがインターネットで簡単に情報にアクセスできるようになった時代。

昔だったら人づてで見聞きして知識を集めていたのが、今なら「カレー 作り方」と検索すれば一発です。

とても便利な社会になりました。

 

しかし いつでも好きな知識を集められるようになった結果、ただ物知りになっただけで満足していないでしょうか

「わかる」ことと「できる」ことには大きな違いがあるんです。

 

例えばグーグルで料理の作り方を検索しました。

頭で「わかる」ようになったけど、それで料理が作れるようになったかといえばそうじゃない。

今度はその知識を使って実践してみて体で覚える必要がありますね。

練習していくうちに何も見ずにひとりで作れるようになった瞬間、初めて知識を習得して「できる」ようになったと言えるんです。

 

だけどたくさんの知識を吸収すると、頭の中だけでできるようになった気になってしまいます。上達しないまま満足してしまって「できる」にたどり着く前にやめてしまいます。

残念ながら社会を見渡せば情報コレクターがとても多いです。

たしかにクイズ番組では優勝できるようになるかもしれません。

だけどそれだけじゃ自分で何も生み出せないんです

 

それどころか残念なことに、頭の中の知識だけで誰かに間違ったアドバイスをしたり、方法だけ知っててやったことがないものだから「それは難しいから君にはムリだよ」とできない言い分に使ったり、自分がやらない言い訳に使ったりしてしまいがち。それは知識の乱用でしかありません。

せっかく先人が貯めてきた情報という財産を、個々の成長を止めてしまう使い方にしてしまってはもったいないです。

 

分かることと出来ることは全然違う。

学ぶとは、頭だけじゃなくて体で覚える作業です。論理から感覚に落とし込むプロセスです。

頭で理解できた数式が体に染み付くまでとことんハマろう。

自分の力で生み出せるものを増やそう。