うかつに20後半とか30とかになってきて、そういや最近 同じ人としか会ってないなーと思った。
今まで貯金してきた信頼関係を切り刻んで 少しずつ社会に売っているような気がする。
これから日本人は減っていくし、自分がどんな生き方をするか選択できるようになっていく時代で不用意に人脈が広がることはますます少なくなっていくだろう。
それでも人は社会的な生き物である以上、絶対 人間と会わないと生きていくことはできないし、少しは何かに依存していないと苦しい。
このままだとジリ貧になっていくだろうから新しい人脈も作らないとなーとか思いつつも、だいたいこういう場に行くと面白くないだろうなあとか、新しい人と仲良くなるのに踏むステップが変にわかりきってしまっているせいで、新たな冒険にワクワクせずにすっかり消極的になってしまった。
わざわざ新しいコミュニティは増やさなくてもいいかなという気分になってきたりしている。
というより現状で信頼貯金を使いながら なんとかやりくりしつつ やっていけてるので、これでいい気もする。ダメになったらまた考えればいいんだし。
寂しいとの戦いは生きている限り常にやってくる葛藤だ。
なんとかこれをマネージメントできないものかと考えるけど それについて思うのが、自分の慣れきった濃いコミュニティが10組くらいあるだけで もう良いんじゃないかということだ。
というのも僕自身がまさに今そんな感じで、一人で仕事をしているわりには寂しいと思うことがあまりない。
もちろん結婚したり引っ越ししたりで疎遠になってしまう人がたまに出てくるのだけど、その間にコミュニティの中で新しい知り合いが増えていたりする。
そんな感じでやっていれば知人が増えることもないけど減ることもない。寂しくもならない。
お金と同じで友人も自分の懐に出たり入ったりする。
ありがたいことに自分と親しくしてくれる人もいるし、なんかアイツは違うなと思えば離れていく。
この入ってくる量が出て行く量と同じか大きければ、一生なんとかなるんじゃないだろうか。
新しい友人を作るために必要な変数は「新しい出会いの数 X」と「自分の魅力度 Y」だけだ。
X × Y で濃い友達の数が決まる。
寂しいの管理って XとYに注力すべきとわかったら、なんとかなるような気がしてくる。