「量より質」「質より量」の意味。効率的に結果を出すならどっち? 効率よく勉強する方法

よく効率的に結果を出すために

「とにかく質を求めろ!」

とか

「まずは量をこなせ!」

とか、人によってアドバイスが違ってて 結局どっちが正解なんだろう? って、迷ってしまうことがなかったでしょうか。

 

よく議論にあがるので、そろそろ結論を出しておきたいですよね!

「量より質」と「質より量」のそれぞれが指している本当の意味を確認し、効率的に結果を出すならどっちがいいのか考えてみたいと思います。

これで自分なりの効率よく勉強する方法も見えてくるんじゃないかと思います。

 

量と質、どっちが大事?

まずこれについて最初に結論を言っておくと、どっちも大事!

 

たしかに「質より量」や「量より質」と断定できたほうが耳触りがいいし理解しやすいです。

だけど実際には質を高めたうえで量をこなさないと努力がムダになっちゃうし、量をこなさないと勘どころがわからず質を高めることはできません

 

ケーキ屋さんの例

例えば、ケーキ屋さんを創業するときだって同じです。

 

今なんて街を歩けば美味しくて人気のケーキ屋さんは いたるところにあります。

一から何も考えずに作っただけでは、おそらくいきなり売れまくることはありません。

だから良い素材を使ったり、製法にこだわったり、今までにない見栄えにしたり、値段を安くしたり、立地の良いところにお店を建てたり、ネットで販売してみたり、とにかく質の良い「売れるケーキ」というものを作らなければなりません

 

この作業を飛ばして「売れないケーキ」をたくさん量産したところで、売れないのですから量を増やしたところで結果は出ません。努力が無駄になってしまいます。

だから質はもちろん大事です。

 

ただ、質を上げるために、まずは量が必要です。

「売れるケーキ」を作るまでには、ケーキを作る練習や経営の勉強をしなければなりません。

質を上げる過程では、試行錯誤しながら失敗しながら勉強していくほかないんですよね。

量をこなすうちに勘どころが掴めてきて大事なポイントがわかってきます。

だから量だってもちろん重要になってきます。

 

じゃあ今度は「売れるケーキ」が出来上がったとします。

質を維持するためのやり方がつかめたら、あとはその「売れるケーキ」をたくさん作るだけです。

作れば売れるのですから、今度は利益が最大になるよう量にリソースを傾けます。

だから同じ量を作るなら、質を高めてから量を増やしたほうが効率がいいということです。

 

もちろん人気のケーキ屋さんになるためには他にもたくさんの要素がありますが、努力のやり方に関して言えば、ざっくりこんなイメージになります。

 

量と質を繰り返しながら目標に近づいていく

これからわかることは、「量 → 質 → 量」の繰り返しの中で前に進んでいくということ。

今の状況次第で大事なものは常に変わります。

 

だから「量より質」か「質より量」かと考えたら、これって実はどっちも正解なんですよね。

その時点で必要なものが量だし、たまたま質なのかもしれない。

おそらくだけど、アドバイスしている側も相手の状況を考慮して量か質かを話していることだと思う。

 

危ないのが、それを理解せずに「とにかく量なんだな」「量より質なんだな」って覚えちゃうとアウト。

 

一応ひとつの解としては、まったくのゼロから何かを始めるのだったら、量をこなして質を高めながら努力の方向性を定める。こうして初めて量を増やす、という方法があります。

その続きも書いておくと、量を増やしていく途中で試行錯誤しながら環境に合わせて質を調整、そしてまた量を増やす。

ちょうど「質」がハンドルで、「量」がアクセルみたいなものですね!

 

どっちの方が重要、って話ではないってことは誤解しないように注意です!