目標を達成するには? 成果を上げるときに無駄な努力をしていないだろうか、という話

昔、テレビの「行列のできる法律相談所」という番組で、まえだまえだ という小学生のお笑いコンビに対して紳助さんがこんなことを言ってたことがある。

漫才するんやったらもっと将来やからな。子供のときからやってるとオモロなくなるで。

料理と一緒で、兄ちゃんらが生きてきた中で、立派な白菜になって立派な大根になって、大人になって2人で考えてどんな料理ができるのかって考えるのよな。

 

当時この話を聞いたときにはピンとこなかったけど、妙に印象深くて記憶の片隅に焼きついていた。今になってその意味がようやくわかってきた気がする。

 

自分もそうだったけど、結果を早く出したいあまりに結果に近いところから考えてしまいがちで、努力の方向性を間違えてしまっていることってわりとあると思う。

 

わかりやすいのは人に何かを教えるときで、例えば数学を教えるならば、数学の基礎知識が必要だし、数式の解き方だけでなく それをどんな場面で使うのかを知っておかなければならない。ある程度自分で使いこなせるようになっておかなければ相手が満足するクオリティで教えることはできないだろう。

もっと言えば、人にわかりやすく伝える技術を学ばなければならないかもしれないし、相手に飽きさせないように たまには冗談を挟む技術が必要になってくるかもしれない。

 

そういった基本的なことをすっ飛ばして教えようとすると、教科書を見ながらなんとか進められるかもしれないんだけど、それとなく教えるように見せることができるようになっただけで、決して教えられるようになったわけではない

教えるという行為は達成できても、相手が満足に数学を習得できるとは限らない。ただ教えるという行為に慣れただけなのだ。

 

それと同じようなことって仕事だととくに多い。

僕自身、新卒で大企業に勤めていたときは、いきなり出張先の現場に送られて、見よう見まねでなんとかプロジェクトを進めてた。

だけどなんとなくお客さんとやり取りしているだけで仕事をしている気になっていて、実は結局なんにも身についていなかった。単にその日の仕事をこなしただけ。

その日をしのぐ悪知恵が身についていくだけで、本質なことは何も習得できていない。

 

しかしその経験があったおかげで、もっと基本的なことをしなければならないことに気がついたし、僕がやるべきことが明確になった。だから辞めた。

結果的にそれはそれで良い経験だったと思う。

 

結論を言えば、いきなり本番の練習をやってもうまくいかない

今やるべきことは、もっと分解した基礎的なところなのかもしれないってことだ。

 

それが立派な白菜や大根になるってことだと思うし、立派な野菜に育ってしまえば、あとはそれをどう調理するかは組み合わせ次第だ。

 

 

同じく紳助さんが「紳竜の研究」というDVDで、プロ野球選手の掛布さんやボクサーのエピソードを例に、こんなことを語っているのを見た。

意識の問題なんすよ。

意味なく500回素振りしたら腕太なるだけやね。

掛布さんと同じように、虎風荘で毎日500回くらい素振りしとんねん、みんな。

でも、みんなしてるから一生懸命してる。

それね、筋トレやねん、そんなもんは。練習にならんねん。

 

意識して500回のうちの1回1回に自分でイメージして……ピッチャーがおって、そのピッチャーが誰で、何球目で、どう放りよるねんかっていうイメージをして、意識して、1回振ってを500回繰り返してる人間と、一生懸命スイングをはよしようと思て振ってんのは筋トレにしかすぎないんですよね。

ボクサーは1日3時間以上練習したらオーバーワークになんのよね。3時間以上練習したらダメ。

 

僕ね、ものすごい漫才師と似てると思うのよ。

漫才師もね、異常な練習はダメ。たくさん練習したらダメ。

それはねすごく一見ね、自分たちが気持ち良く、ネタ合わせしてもうまくなったように思うのよ。

でもそれはうまくなったんでも面白くなったんでもなんでもない。単に慣れただけ。

ネタに慣れんの。自分たちのね。

自分たちのネタに慣れた瞬間、一見うまなったように思うけど一個もウケへんから。だからネタは必要以上の練習はしない。いま自分がやろうとしてるネタをね。

 

そんなことよりもっと基本的なことをしなアカン

▼このDVDの中でさらに詳しい話が収録されています。

 

ブログ書いてても、僕は1日1記事を目標に書いてるんだけど、その目標を達成しようとするがあまりに、適当に文章を書いてこなしてしまうだけのときがある。

記事を書いてその日は満足しちゃうんだけど、それを読者が楽しめるかと言われたらまた話は別で、結局 それだったら書かないほうがマシだったなと思うことがある。

 

内容のない記事を1000記事 書いてもアクセスには繋がらないし むしろマイナスで、それだったら内容の濃い記事を10記事書いたほうがいいんだよな、ってことを この紳助さんの話でたまに思い起こされる。

 

だけど最初のうちは適当でもいいから1000記事 書いてみないと自分の課題が見えてこないっていう話はあるので、難しいところなんだけど。

ただ無意識に1000回バットを振るんじゃなくて、その途中で何のためにやっているのかってことを意識しながらやらないとずっと変わらないままだよね、っていう話でした!

 

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