ついつい考えすぎちゃうことってありますよね。
ひとたび嫌なことを思い出してしまうと、忘れようとしてるんだけども寝る前にそのことがまた気になって考えすぎて眠れなくなっちゃう。
解決しようとひたすら考えるんだけども、解決案が思い浮かばず、また思い出したときに同じことを考えて頭の中がぐるぐる。
わかります。僕も数年前までそうだったので。
こういうことをやっていると、「自分は考えすぎる性格だ」とか、「ネガティブな人間だ」みたいなところまでいっちゃうこともあるんですが、実はこれ 考えすぎる性格ってわけじゃなく、考えすぎるクセがついちゃってるってところだと思うんです。
「あの人、こないだよりも明るくなったわ」
「結婚してから落ち着いたようだね」
なんてこと、思いたる節があるかもしれません。
これってその人が何か辛いことを乗り越えて考え方が変わったり、周りの環境の変化で行動が変わったから、ということが多いんですよね。
行動や思考が変わると性格が変わります。だから性格は変えられます。ネガティブ思考をおさえることも可能です。
ただ、なかなか行動や思考を変えるのって難しい。
これについて手っ取り早かったのが、アウトプットすることでした。
僕の場合は、ブログを書くことでした。
こないだ実業家のけんすうさんという方が、こんなことをおっしゃっていました。
悪いことを考える時に意外と多いのが、同じことを頭の中でぐるぐる何度も再生しているということです。
つまり悩んでいるわけでも、迷っているわけでもなく、単に同じことをリピート再生しているだけということがあります。
これは単に気持ちが落ち込むだけなので、無駄ですよね。
こういう時におすすめなのは、一度、紙とかに書いてアウトプットしてしまうことです。
脳の中から、外に吐き出すことで情報が視覚化することになります。そうすると、悩んでいる内容のたいしたことなさに気づきます。たとえば「文字にすると400文字ぐらいだな」みたいなことがわかります。
そして悩む時には、その紙を見ながら悩む、ということをします。
そうすると思考のループはしなくなります。紙を見ながらやるので、頭の中をぐるぐるは回らない。
メンタルが豆腐の人向けの、あまり落ち込まないための工夫|けんすう
これは自分の今までの経験と照らし合わせても同じ考えなのですが、アウトプットすることで思考のループがなくなるのは本当にそう。
思うに、紙に書いたりブログに書いたり文章でアウトプットすることで、そのときに一度自分の頭の中で何が問題なのかを考える時間が強制的にとられます。
とくにブログやツイッターのようなもので発表するときは、いちおう誰かに見られることも想定して他の人に伝わるように書こうとします。
それが大事で、それをやることによって結果的に問題になっている点が洗い出されるのですね。
だから誰かに相談するとスッキリするのも同じで、言葉で伝えようとするときに、相手に伝わるように脳の中でいったん何が問題なのか無意識に整理していきます。
言葉で発せられた瞬間に、何が問題だったのか明確になって安心できるというわけ。
仕事だって自分の力以上の大変なことをやろうとしているとき、漠然な不安があってこわいと感じることがあると思います。
だけど手順を文章に整理して把握できたら、安心できて落ち着いて作業にあたれます。
なんかよくわかんないけど漠然とこわいなーって思うものは整理する必要があります。
そうしないと、とにかく何度も同じところを行ったり来たりして、時間の無駄になるってところが一番困るところです。
だからこのアウトプットすることで受けられる素敵なメリットは、今までぐるぐる繰り返しの悩みに使っていた思考回路が空いて、その代わりにもっと生産的な他のことを考えるために思考回路が使えることです。
ブログや紙、ツイッターは、自分の脳の中にあるものを切り出して拡張してくれる役割もあるんですね。
ここまでは整理がついたから、外に出してもう自分の脳みそリソースは使わない! そして次の考えたいことに使おう、といった具合に。
だからアウトプットを繰り返すことで自分の頭がよくなっていくというメリットもあります。いいことづくめ!
「インプットだけじゃ身につかない! アウトプットしろ!」って考え方は、自分の時間の節約と頭をよくするために有効な方法なのですね。
もちろんこれだけですべてうまくいくことはありませんが、ウソだと思ってやってみると良いことがあるかもしれません。
少なくとも僕はそうだったので、誰かの役に立てばいいなと思って書いてみました!