飲みの席で隣の席からこんな話が聞こえてきました。
なにか成果を出すことに対して、リスクをとっていかなければいけない、若いうちはリスクをとりまくっておいたほうがいい、みたいな話を聞くことがありますが、それっていったいどういうことなのでしょう?
ここでは人生におけるリスクと結果の関係について話していきたいと思います!
新しい選択肢にはいつもリスクが伴う
「リスク取らずに株とかFXとか仮想通貨やる方法はないの?」
「リスクを負わずに起業する方法はないの?」
っていう話からしておきたいんですが、これについて結論から言うと、ない!
もしリスクを負うのがイヤだったら、起業も投資もやめといたほうがいいです。
何か新しい選択肢を選ぶときは、いつも必ずリスクが伴います。
それは起業や投資だけじゃないです。
転職、引っ越し、結婚、車のローン、家のローン、保険などなど、人生の道の途中で何かを選ぶことになった際には全てリスクがつきもの。
みんな意識しなくてもすでにリスクを取り続けています。
たとえば、起業するなら今の仕事を捨てないといけなかったり、自分の時間や働いて貯めた資金を犠牲にしたり、知人の反対や世間からの冷たい視線なんかに耐えないといけないシーンにも出会います。
投資だったら元本を割ってしまうリスクが伴います。
転職するなら次の仕事が決まるかどうか、決まっても自分に合った職場かどうか、給料が下がってしまうかもしれない、などなど。
どれも想定どおりに物事が進めばいいですが、失敗しちゃうことは往往にしてあるものです。
だけど、それでも新しい選択肢を選んで成功したときは、今より良い人生が送れる可能性があって、リスクを支払ってでもいいから試してみようとなるわけです。
大きな結果をとりにいこうとするほどリスクも大きくなる
そしてよくできているのが、一般的に、その成功が大きくなるほどリスクも大きくなるということ。
大きな結果を狙うならリスクも大きくとる必要が出てくるということ!
小さいリスクだと、失敗したときの損失は小さいけど、その代わりに成功したときの結果も小さいし……
リスクをとればとるほど、失敗したときの損失は大きくなるけど、その代わりに成功したときの結果も大きくなる。
人生の振れ幅を大きくするためには一度、大きくしゃがみ込まないといけないってことですね!
そうやって長い人生 適度にリスクをとりながら、人は大きくなったり成長したりしていくものだと思う!
一回じゃうまくいかない
そして一回リスクをとってみたからって、必ずしもうまくいくわけじゃない。というよりうまくいかないことのほうがほとんど。
答えが見つかるまで試みて、模索を繰り返していくことが多いと思います。
だから大きく一発かけて自分の力を超えるリスクをとってしまうと困ったことになることもあります。
例えば貯金を全額はたいてしかも借金をして、一発逆転を狙うなんてことしたら再起するまでに時間がかかって後々苦労が倍になるので、リスクを取れる上限も人によって違います。
自分の力以上のリスクをとって失敗したら、戻るのに時間がかかってしまいます。
だからこれは一つのやり方だけど、自分の取れるリスクの量を調整しながら、できる限り数を打っていくと目標実現の確率は上がっていくと思います。
若いうちはリスクをとりやすい
あと若ければ若いほど、時間も体力もあるし、環境を変えやすいから有利!
失敗したとしても また働いてお金を貯めることもできるし、居場所を変えることもできるし、人間関係を変えることもできるし、考え方も柔軟に変えられるので再起しやすいです。
だから
「若いうちにいろいろ経験しとけ!」
とか
「若いうちにリスク取りまくれ!」
って考え方はあながち間違ってないのですね。
(最近では理由もなく説教っぽい感じで言われがちだけど……)
どこまでリスクをとれるかの勝負
だから、人生をうまく楽しく生きるってことは、「どこまでリスクを取れるかな?」って考える勝負だと思う。
もちろん
「オレは平坦な今の人生のままでいいや〜」
って思ってるなら別に振れ幅小さく生きる道もあると思うし、
「リスクがあるなら挑戦したくない」
ってことならやめたほうがいいし、
「俺はなんとしてでも成功したい!」
ってことならリスク取る必要が出てくるしで、結局ひとりひとり、どこまでリスクを取るか、人生に刺激が欲しいかってところを考えながら、納得のいく選択肢を選んでいけてれば良いのだと思います。
あなたの人生はどこまで振幅を大きくしますか?