SNSの普及によって、今では情報が全世界へ瞬く間に広がるようになりました。
僕は仕事や趣味でインターネットに関わっているうちに、今まで何度かバズを経験してきたのですが、ここではそれを見ていてわかった炎上のメカニズム、そして悪い炎上だけでなく、良い炎上もあるということをお話していきたいと思います!
否定的な意見は読んでもらえている証
最初にブログなんかを始めたばかりだと、「否定的なこと言われて恐い」とか「傷ついてやる気がなくなった」とかあるかもしれませんが、自分の意見を真っ当に発信したのであれば基本的には気にしなくていいです。
そこそこ自分のコンテンツが見られるようになると、コメントやSNSで批判する人は必ず出てきます。
勘違いしがちなのですが、否定的な意見が出てくるということは、それだけ自分の意見に耳を傾けてもらえた、反論するくらいのテーマを世の中に提供できたということであって、むしろ喜んでもいいものなのです。
残念ながらコンテンツを発信して最初のうちは、インターネット上だとそもそも人として見てもらえていません。
いくら反感を買う記事を書いたとしても、どうでもいい内容で、ましてや発信者が無名であれば残念ながら反論すらしてもらえないはずです。
反論は、人として見てもらえるようになった証です。
リアルで話しているときも自分の意見を話すと、「オレもそう思う」「いや、私は違う意見だな」とかいろいろ出てきますよね。
インターネットは匿名で誰でも気軽に参加できるため、実際より強い言い回しで発言されてしまうこともあるでしょうが、結局同じことです。
反対意見は、それだけ世の中にテーマを発信できていて、価値を生んでいる良いシグナルです。
共感するコンテンツと対立するコンテンツ
とくに強い意見や個性的なコンテンツであればあるほど、対立する意見も強くなります。
平均からかけ離れた個性の強い人であればあるほど、好きな人と嫌いな人が真っ二つに分かれるのと同じです。
まず、弱いコンテンツや ほとんどの人が共感するような、中心に近い平均的な内容であれば、反対意見は出ません。
その代わりに共感してもらえることもあるでしょう。
強い意見、個性的な意見で中心からの距離が離れれば離れるほど、対立する意見も大きく分かれます。
だから否定的な意見が来ることは避けられないことであって、とくに理由がない限り気にしなくても良いということです。
炎上が起こる条件とは?
炎上は、コンテンツが中心から離れるほど、そして多くの人に見られるほど起こりやすくなります。
丸の大きさはその意見に賛同する人の数を表します。
このように中心に近い内容のコンテンツで、誰しもが共感を生むような記事であれば、多くの人に見られるようになっても(丸が大きくなっても)炎上は起こりません。
むしろ共感系のコンテンツでバズが起きている状態になっているかもしれません。
泣ける話や、武勇伝などがツイッターで拡散されることがありますが、それに当たります。
一方、コンテンツに多くの人が集まり(図にある丸が大きくなり)、そして意見が中心から離れれば離れるほど、ある臨界点を突破した時に炎上が起こります。
これは世間に賛否両論を巻き起こしているときです。
しかしこれは場合によっては良い炎上です。
なぜなら対立する意見と同様、自分の意見に賛同する人も一定数いるからです。
それだけ世間に関心が集まっていて、人それぞれの価値観によって意見がわかれる内容だということです。
この場合は意見を交わされることによってさらに拡散され、大きなバズを生むことが多いです。
自分のコンテンツに興味を持ってくれてファンになってくれるユーザーを集めるチャンスにもなります。
ただし、悪い炎上がこちら。
とにかく対立の意見が多い場合です。
最近だと公共の場で迷惑行為を行った動画を投稿して炎上する例がありますが、この構図です。
この場合はちょっと危ないです。
流れに便乗して火に油を注ぐ人も出てきて大炎上になることも多いです。
落ち着くまで待つほかありません。
自分で調整できるのは中心からどれだけ離すかだけ
どれだけ多くの人に自分のコンテンツが見られるか(図にある丸の大きさ)は調整できません。
自身でコントロールできるのは中心からどれだけ離すか、つまりどれだけ個性的な尖ったコンテンツを発信するかというところだけです。
炎上は先ほども書いたように、丸の大きさが大きくなればなるほど、中心から離れれば離れるほど、起こりやすくなります。
丸の数が大きくなってしまった有名人は、唯一コントロールできる中心からの距離を調整して炎上を避けるほかありません。
だからある程度有名になったらあの人は落ち着いてしまった、なんてことがあるかと思いますが、そういうことなのですね。
まあそれでも起こるときは起こりますが……。
炎上はうまく味方につけられると飛躍的にファンを増やせる諸刃の剣。
うまく付き合っていけるといいですね!
以上、炎上のメカニズムでした!