2017年12月の暮れ。僕は会社をやめました。
やめると言っても、次に何をやるか全く決めていません。
ただ、当分フリーランスになって仕事をしようとはなんとなく考えていました。
実のところ、幸いにして僕が仕事にしていたエンジニアは人出が足りないことがわかっていたし、株式投資を数年やってきて手応えがあったし、貯金もしばらく暮らせるくらいは貯めていたので、やめてもなんとかなるとは思っていたのです。
それだったら、会社でガマンして働くことよりも、自分の時間を作って今後の生活の柱となる何かを自分の手で作っていきたいと思うようになっていました。
会社で働くモチベーションが全力で下がっていたタイミング、
チャンスはここだ!
と見切り発車でやめてしまったのです。
フリーランスは2回目
ブログの話と少しそれてしまいますが、ブログをやるまでのキッカケになった、フリーランスになるまでの話にお付き合いください。
こういう決断がすんなりできたのには、今回が2回目のフリーランスだということもありました。
実を言うと、一度フリーランスをやってみて失敗していたのです。
1度目のフリーランスになったときは、自分の形にしてみたいウェブサービスがいくつかあったので、自分で作って公開して、それがお金になったらいいなと思っていました。
会社で働きながらでもできたのでしょうが、いっそのこと丸一日時間をかけて、集中してやりたいと思っていたのです。
初めてのフリーランスはうまくいかなかった
しかし、フタを開けてみれば何も実現することができませんでした。
結局のところ何をしていたかというと、クラウドソーシングサイトで仕事を受け、誰でもできるような単純作業をひたすら繰り返していました。
確かにそれだとすぐにはお金になるのですが、結局は自分の時間を切り売りして、やっていることは会社員のときと同じでした。
エクセルの表を埋めていく作業、記事を量産する仕事、アンケート……
確かにスキマ時間で副業でやるには時間や場所に縛られずにできる良い仕事だとは思います。
しかし他の目的があってフリーランスになったにも関わらず、丸一日そんなことをやっていると、
「何してるんだろう……」
と疑問に思ってきてしまったのでした。
保険会社のプレゼン資料を作る仕事
その中で、少し良いと思えた仕事は、保険会社のプレゼン資料を作る仕事でした。
比較的、資料を作るのは得意な方だと思っていたし、なによりこれを作るのが楽しかったのです。
保険会社のおじいちゃんから仕事を受け、電話で打ち合わせをしながらプレゼン資料を作っていきます。
しかし厄介だったのは、仕事相手のおじいちゃんがパソコンにあまり慣れ親しんでいないことでした。
ある日、電話をつかってやりとりしていたときのことです。
「あと細かい文言はメールで送っていただければ、プレゼン資料に書き起こしておきます。」
と伝えて電話を切りました。
1時間後、片言でメールが送られてきており、すぐに
「今メールを送りました。」
と電話がかかってきました。
そして、
「メールに書いたこの文章はここに載せてください。色はこれにしてください。」
と結局電話で完結していたのです。
電話していた分も時給分として足しても良いと言われていたため、おじいちゃんと電話するだけでお金がもらえる簡単なお仕事だったのは嬉しいのですが、いつしか自分のプライベートの時間にも電話でやりとりするようになってしまい、どうもうまくいきませんでした。
今思えば反省点はいろいろとあったのですが、
「フリーランスになってみたもののなんか違うなあ……」
「これなら会社員で働いていた方がいいな……。」
ということを感じていました。
焦ると何をやってもうまくいかない
フリーランスですぐに結果が出るわけがないのですが、そのときは焦っていました。
会社員として働く期間が長かったので、毎月の貯金が少しでも減っていくということにも耐えられませんでした。
そんな精神的に余裕のないときに、絶対にやってはいけないのが株式投資。
魔が差して今までやってもいなかったデイトレを試しにやってみたところ、失敗してしまいます。
そのときのようすはこれ。
あえなく会社員に戻ってしまった
こうして結局は憧れだけでフリーランスになってしまった形となってしまい、フリーランスになったメリットを何も享受できないまま、あえなく転職活動を始め、会社員に戻ってしまったのです。
以下の記事に続きます。