新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その15(山奥の施設にこもって技術研修が始まる)

▼この記事の続きです。

新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その14(至れり尽くせりの待遇による弊害)

2017.04.14

 

▼1話目はこちらです。

新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その1(就職氷河期に巻き込まれた)

2017.03.14

 

パソコンの研修が終わってもまだまだ気は抜けませんでした。

今度は研修施設にこもってひたすら技術研修です。

研修施設は家から遠く、電車からバスに乗り継ぐと、バスはずいぶんと山の中まで進んでいきました。

 

まだどういったことをするのか詳しく聞かされていません。

着いてみると初日からいきなり驚愕することになるのです。

 

技術研修が始まる

到着するやいなや山のてっぺんに登ることになりました。

そこにある神社のようなところでお参りをします。

そこで無事に研修が終わることを祈願するのです。

いったいこれから何が始まるんだ……。

 

僕はついでに

早くこの研修が終わって家に帰れますように

と祈っておきました。

すでにこれが自分にとって楽しくなさそうな研修であることはなんとなく理解できていました

 

願いは叶うはずもなく、研修施設に戻るやいなや作業着に着替えて実習が始まるのですが、いきなり勉強し始めたのはドリルの使い方でした。

 

はい、では言われたとおりに始めてー。

 

先生がそういうと、みんな言われたとおりに組を作ってドリルで板に穴をあけていきます。

 

うわあ……。

 

正直言うと、このときすでに帰りたくなっていました

 

それもそのはず、もともとはプログラミングをしたくてこの会社を志願したにもかかわらず、今や作業着を着てドリルで大きな板を加工しているのです。

自分の姿がなんとなくみじめな気がして、入社数週間目にしてずいぶんとレールが外れてきたなあと我ながら笑ってしまいたくなったのでした。

 

そんなことは誰も知るよしもなく、研修自体は順調に進んでいきます。

ドリルの次はラックを組み立てたり、そこにLANケーブルを引っ張ってきて接続したり、たしかそんなことをやっていました。

 

興味はなかったものの、それでもやり始めると奥が深くて、こうやってLANケーブルを作るのかとか、こうすると長さが正確に測れるのかとか、こうやって結ぶと固く結べて紐がゆるまないんだとか、仕事でこのような作業をしている方の技術の集大成に感動したものです。

 

ただ問題は、とにかく自分の興味がないことでした。

その研修はこれから1週間続きます。

ずっと早く終わらないかなあとか、その日の夜ご飯のことを考えていました。

 

その研修施設のご飯は美味しくて、久しぶりにちゃんとしたご飯を食べられた気がしました。

というのも自炊はしていたのですが、まだまだ新しい生活にはなれず、家ではご飯と質素なおかずしか食べていなかったからです。

お腹いっぱい美味しいご飯が食べられたのが唯一の救いでした。

 

▼以下の記事に続きます。

新卒で入社した超有名大企業を1年で辞めた話 その16(仲間の存在に勇気付けられる)

2017.04.16

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