僕は田舎で生まれて、今は都会で暮らしています
世間でいう超ド田舎で生まれ、中学卒業まで見渡す限り周りは自然! という環境で過ごしてきました。
「僕んちも田舎だよ〜」
ってよく言われるけど、たぶんその想像のはるか3倍を超える田舎です。
小学校は片道徒歩1時間で登校し、マクドナルドを初めて食べたのは高校になってから、当時 携帯電話は圏外、コンビニもない、電車もない、バスは1日2本だけ、みたいな。
これを想像してた方はすいません……笑
これは実家の近くで撮った写真。
いいところでしょ?!
田舎自慢はこのへんにして、中学を卒業したあとですが、高専という5年制の学校に入学し、同じ石川県の金沢の方に出てきて寮生活を始めます。
そこはいわゆる地方都市であり、一番栄えている区画をちょっと離れれば急に田舎っぽくなるけど、近くにはイオンといった大型ショッピングセンターもあるし、カラオケやボーリングなどの娯楽施設もあって車社会、みたいな感じところでした。
そして高専卒業と同時に就職し、東京に出てきて現在は7年目となります。
初めてのザ・都会暮らしというものを経験しました。
ここで同時に1000人の人を初めて一度に見ました。
社会人になりたての頃、電車が遅延して駅からあふれている人々のかたまりを見たときは目を疑ったものです。
もう慣れてしまいましたが……。
そう考えてみると実は僕は、田舎暮らし、地方都市暮らし、都会暮らし、と全ての環境を経験しています。
それをふまえてそれぞれの違いを話していこうかなと思います。
全て揃っていて便利な都会
現在は社会人になって東京で働き始めたので、そのままここで落ち着いているわけなのですが、今の生活は個人的にいうとわりと気に入ってます。
最初は気に入らないこともありましたが避けられるデメリットもあるし、慣れてしまえばメリットのほうが大きくて楽しいです。
今 渋谷区に住んでますが、極端に人が集中している区画から少し離れれば静かだし、近くにはコンビニ、病院、ショッピング、娯楽、全て揃うので楽しいし安心だし不便がないのでそこは満足です。
ひとつ残念なところをあげるとすると、家賃が高いところですかね。
僕の場合はわりと渋谷駅からも近い区間に住んでいるので、1Kで8万とかは当たり前です。2, 3駅くらい離れれば6万とかに落ちますが、一人暮らしの家に6万ってやっぱり高いですね(汗)
まあさらに主要駅から離れたり、ボロいアパートに住んだりすれば、もっと節約はできますが……
上京したての頃は千葉寄りのもっと安い6万のアパートで暮らしていたのですが、なんで引越したかというと、通勤で電車に乗らなくてすむよう、会社の近くに引っ越したのでした。
満員電車に乗るか、家賃を払うか、というところで家賃を払うほうをとったのです。
……というわけで、もうひとつデメリットをあげると、満員電車に乗らなくてはいけないということです。
もうこれはつらすぎた。
上京して1年くらいは、家から会社まで1時間半くらいかけて電車通勤していました。
朝から白髪のおじさんがスーツにビジネスバックを持って、果敢に満員電車に攻めていくところをみると、
「ああ、ずっとこんなところにはいれないな。。」
なんてことを思ったものです。
電車の中ではもちろん座れないし、ギュウギュウで、まず会社に着くまで朝から激しい運動量すぎて出社する頃にはもうお腹が空いてました。
朝イチでバスケをして出社するみたいな!
田舎で車社会だった僕は、東京に来ると体力が大事っていうことを思い知らされたのです。
これも慣れるし、まあ今は引っ越してそういうつらさはなくなったので、対策を講じることでカバーできると思います。
自然が感じられる田舎
一方、田舎暮らしですが、家賃が安い、人が少ない、というのはもちろん、まず良いところをあげるとすると、やはり自然! 自然! 自然!!!
周りにはそれしかない! でもそれがいい!
空気が澄んでいて静か。なんにもないです。時間がゆっくり流れます。
人との接触も少ない分、日々の生活でストレスに感じることは都会に比べると少ないです。
あと、特に僕が生まれた石川県なんかは海の幸やお米がとても美味しいです。
久しぶりに実家に帰ると、お米がとても甘いことに感動します。あと、刺身を食べると歯ごたえがあって水っぽくないことに驚きます。
昔は何も感じなかったのに、久しぶりに帰ると「星が全部見える」と感動します。
近所付き合いは濃い目です。
あの家の○○さんが結婚したらしいよ〜とか、受験に合格したよ〜とか、細かいことまですぐ耳に入ってくるし、野菜のおすそ分け、お祭りなど近所付き合いが活発に行われている雰囲気でした。
何かあると助けてもらえるという一方で、例えば真昼間から外でブラブラしていると、あの人仕事してるのかな?みたいなことを思われたりすることも。
就職先は少ないです。
そもそも人が少なく働きに出る場所も少ないため、自分で仕事を作るか、少ない求人の中から選んでやるしかありません。
給料の水準も低いです。
土地は余るほどあるので、自給自足で野菜を作ったりすれば、生活の足しにできると思います。
今はインターネットが普及しているので場所にとらわれずに働ける人はいいかもしれませんね。
そんな感じで何もしないと、本当に何もないです。
自分から変化を探しにいかないと、やることがなくてつまんないかもしれない、といった印象です。
地方都市は田舎と都会のハイブリッド
金沢という地方都市は、まさに田舎と都会のハイブリッドでした。
車社会で、家賃、周りのお店、人との接触、求人、全て田舎と都会の中間でした。
個人的にはちょうどいいあんばいで、かなり住みやすいと思っています。
場所によると思いますが近所付き合いもしてもしなくて良いし、ご飯も美味しい、車を出せばショッピングや娯楽も楽しめる、といったように家族がいればちょうど便利な場所ではないかなと思いました。
都会で暮らしていた人が田舎暮らしにあこがれる場合は、まずここに暮らしてみるとかもアリだと思います。
その逆で田舎で暮らしていて、都会暮らしにあこがれている人にも。
もともと住んでいる人は……うらやましいです!
人によるけど、地方都市はオススメ
友達と時々この議論をするのですが、田舎か都会かは正直 人によって好みが全然違うと思います。
僕は今だとやりたい仕事があることや娯楽が多いことで、東京を気に入って住んでいますが、家族がいたら決して住みやすいとは思えないし、人によって欲しいメリットって千差万別ですよね。
仕事がなんでも良かったとしたら僕は地方都市にいたかもしれません。
移住をするなら、まずは地方都市を基準とし、満たし足りていないことがあれば田舎か都会よりに移っていくのもいいかなと。
どうしても我慢できないことがあってそこに住めないってこともあると思うので、自分に合うところを見つけていくしかないとは思います。
ただ、少なくとも田舎→都会、都会→田舎に引越しすると、国が違うのかな?!っていうくらい違うので、まずは地方都市で慣らしてからだと後悔しないことが多いのではないかな、と思います!
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