僕は今トラリピで運用を始めていますが、実はその前からトラリピと同じ手法で株や仮想通貨のトレードをやっていました。
この手法で耐えられなくなって大きく失敗したこともあるし、相場の思いがけない動きによって資産額が減っていく感覚が記憶に残っていることから、できるだけリスクを抑えて最終的に利益が残るような安全な設定になるよう気をつけるようにしています(投資に絶対はないですが……!)。
そんな僕が実際に運用している おすすめのトラリピの設定を公開したいと思います。
運用成績もこのブログで書いていくので、こういう設定だったらこれくらい利益が取れるのか〜って感じで、ご自身の設定を行う際の参考にしてみてください。
設定は参考値として公開しているので、このままマネしてもおそらく失敗します。
自分自身の資金量やリスクの許容範囲に合わせて 納得のいく設定にしましょう。
設定の考え方はこちらを参考にしてみてください。
目次
僕が行っているトラリピ設定
僕は以下の3種類の通貨ペアで行っています。
- 米ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
以下からそれぞれの通貨ペアについてひとつずつ設定を書いていきます。
米ドル/円(USD/JPY)のトラリピ設定
「らくトラ」という注文方法で注文してします。
- 85.2〜105.0円のレンジに買い注文、105.2〜125.0円のレンジに売り注文のハーフ&ハーフ
- 0.2円間隔で注文を仕掛ける(買い:100本、売り:100本)
- 1回の注文で1,000通貨ずつ取引
- 買い注文が入って0.8円分チャートが上がったら(売り注文の場合はチャートが下がったら)利益確定(1回の利益は800円)
トラリピで設定したときの確認画面
一度に99本までしか注文できないため、複数回にわけて注文を出しています。
最悪の状況で必要な資金
最悪の場合(チャートの価格が125.0円になった場合)、すべての注文を入れるのに46万円必要で、そのときの含み損は100万円。
146万円あれば最悪の場合でも耐えられる。
ユーロ/円(EUR/JPY)
「らくトラ」という注文方法で注文してします。
- 100.4〜130.0円のレンジに買い注文、130.4〜160.0円のレンジに売り注文のハーフ&ハーフ
- 0.4円間隔で注文を仕掛ける(買い:75本、売り:75本)
- 1回の注文で1,000通貨ずつ取引
- 買い注文が入って1.0円分チャートが上がったら(売り注文の場合はチャートが下がったら)利益確定(1回の利益は1,000円)
トラリピで設定したときの確認画面
最悪の状況で必要な資金
最悪の場合(チャートの価格が160.0円になった場合)、すべての注文を入れるのに44万円必要で、そのときの含み損は113万円。
157万円あれば最悪の状況でも耐えられる。
豪ドル/円(AUD/JPY)
「らくトラ」という注文方法で注文してします。
- 60.2〜80.0円のレンジに買い注文、80.2〜100.0円のレンジに売り注文のハーフ&ハーフ
- 0.2円間隔で注文を仕掛ける(買い:100本、売り:100本)
- 1回の注文で1,000通貨ずつ取引
- 買い注文が入って0.8円分チャートが上がったら(売り注文の場合はチャートが下がったら)利益確定(1回の利益は800円)
トラリピで設定したときの確認画面
一度に99本までしか注文できないため、複数回にわけて注文を出しています。
最悪の状況で必要な資金
最悪の場合(チャートの価格が100.0円になった場合)、すべての注文を入れるのに36万円必要で、そのときの含み損は100万円。
136万円あれば最悪の状況でも耐えられる。
トラリピの発注画面での入力例
念のため実際のトラリピの発注画面で入力した場合のスクリーンショットを載せておきます。
これで今回の設定とまったく同じ設定ができます。
米ドル/円(USD/JPY)の設定を例にします。
- 85.2〜105.0円のレンジに買い注文、105.2〜125.0円のレンジに売り注文のハーフ&ハーフ
- 0.2円間隔で注文を仕掛ける(買い:100本、売り:100本)
- 1回の注文で1,000通貨ずつ取引
- 買い注文が入って0.8円分チャートが上がったら(売り注文の場合はチャートが下がったら)利益確定(1回の利益は800円)
注意点としては、1回で注文できる本数が99本までなので、それを超える場合は複数回に分けて注文を入れる必要があります。
「85.2〜105.0円のレンジに100本の買い注文」、「105.2〜125.0円のレンジに100本の売り注文」を入れる必要がありますが、100本の注文を一度に入れられないので
- 85.2〜95.0円のレンジに50本の買い注文
- 95.2〜105.0円のレンジに50本の買い注文
- 105.2〜115.0円のレンジに50本の売り注文
- 115.2〜125.0円のレンジに50本の売り注文
の4回に分けて注文する必要があります。
この中のひとつである「85.2〜95.0円のレンジに50本の買い注文」を入れる場合の注文画面を載せておきます。
僕は「らくトラ」という注文方法を使って設定をしています。
注文画面の詳しい使い方を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
残りも同様に必要な値を変えて設定していきます。
設定の方針
だいたい各通貨ペアで最悪の状況になったときに150万円程度になるよう振り分けました。
通貨ペア | 最悪の状況で必要な資金 |
米ドル/円(USD/JPY) | 146万円 |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 157万円 |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 136万円 |
だいたい150万円が3ペアで450万円あれば安心ですね。
ここでの設定はリスクをかなりおさえていて、資金効率はそこまでよくありません。
これは明日すべてのペアが最悪の状況になったと考えたときを想定した話なので、最初の資金はこれより少なくても問題ないと思います。
僕は最初は200万円をトラリピの口座に入金してスタートすることにしました。
念のため、口座にも250万円の資金は用意してあります。
これだけ余裕を持っておけば数年 放置していてもおそらく問題ないし、ロスカットを気にせず安心して生活できるはずです。
積極的に利益を狙うというよりは、長い目で小さな利益をコツコツとっていき、ほぼずっと放置でOKな形で運用することにしました。
設定の改善案
自分のスタイルに合わせて さらに改善できることはたくさんあります。
以下に考えられることをあげてみました。
通貨ペアを分散させる
現在は
- 米ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
となっていますが、レンジ相場になっている通貨ペアをもっと増やして分散させておくことで、特定の通貨に異常事態が発生したときのリスクを小さくすることができます。
また、現在はどれも円建てのペアですが、
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)
- 豪ドル/米ドル(AUD/USD)
のようなドル建てのペアも追加することで、円に異常事態が発生した時のリスクもおさえることができます。
資金効率を上げる
今回の設定は過去数年間のチャートを見て もっとも最悪だった場合の状況を考慮しているので、ふだんはそこまで資金が必要になることはありません。
また、いくつかの通貨ペアに分散させていることで、一度にすべてのペアが最悪の状況になることも考えづらいです。
そのうえ利益確定していけば どのみち資産は増えていくので、それもトラリピ運用に回すと考えれば スタート時に必要な資金はもっと少なくても運用は始められます。
万が一のための資金をすぐに用意する自身があれば、レンジの幅を狭くしたり 注文感覚を狭くしたり 1回の注文金額を増やしたりと もう少し強気の設定でいく考え方もあると思います。
まとめ
以上、僕が運用しているトラリピの設定でした!
運用結果も日々 記録していくので、あわせて参考にしてみてください。