世の中には株のさまざまな手法が出回っています。
「この銘柄を買えば勝てる」とか「1年で○○円稼ぐ方法」みたいな必勝法をうたう本もありますが、全員が儲かるわけではないので そんな方法はまずありません。
もしくは本当にそれができたとしても、すぐに使えなくなってしまいます。
僕は数年間トレードを続けてきて、結局は自分を信じて自らのトレードを確立していく必要があることに気づきました。
とは言っても、言うだけなら簡単で、これがなかなか難しい!
まったくの白紙から がむしゃらにトレードしようとしても、なかなかうまくいくものではありません。
そんなわけで経験豊富な先人の知恵を借りるのですが、せっかく株を学ぶならやっぱり正しい道を進みたいですよね。
中にはハズレの道もあって、なんでもそうですが努力の方向性を間違えてしまうと上達が遅れます。
ここでは実践で使えて、しかもわかりやすい、実際に僕も普段のトレードに取り入れている株式投資の読んで良かった本だけを紹介します!
目次
プロの視点 うねり取り株式投資法―基本と実践
江戸時代から受け継がれてきた「うねり取り」という売買法を解説している本。
プロの相場師が好んで使っているこの手法は、株式投資を運に頼るのではなく、価格の動きを利用して計画的に稼ぎ続けるための技術です。
また、株式投資を行うにあたっての共通の心構えや考え方も書かれており、株を一生もののスキルするために必要なことが会得できます。
これから長く株をやっていくなら必読すべき一冊。
うねりチャート底値買い投資術―――100万円から始めて1億円を稼ぐ!
これは株初心者でも読みやすい!
手法は価格が低い位置にあってよく動く銘柄を監視して、値幅をとっていくというもの。
大事なことが要約されて、個人投資家向けに噛み砕いて説明されています。
かんたんな言葉でまとめられていますが、内容はちゃんとしてます。
手法の説明だけでなく、それに合う銘柄を紹介したり、作者の取引明細が公開されていたりと実践的。
誰でも再現できるよう個人投資家に合わせた現実的な内容です。
株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業
こちらも最初に紹介した本と同じく「うねり取り」の理論が書かれた本。
会社の業績や、社会の情勢といったファンダメンタルズ分析に頼らない、徹底的なチャート主義。
銘柄を絞ってチャートだけを見て、建玉の操作で価格変動の波に乗っていくという手法です。
最初の本より投資自体の心構えについての内容が少ない分、実践的な内容がメインになっています。
習得するまで難しい手法ですが、具体的にチャートを示して買いポイントと売りポイントが書かれていて、理解しやすく書かれていました。
株式投資が単なるマグレの「当てもの」ではなく職人のように技術的なものだということを言い切ってくれていて、安心して株式投資に励んでも良いのだと教えてくれました。
一生モノの株のトリセツ
この本は1つ上で紹介したのと同じ人のです。
こっちのほうが新しく出された本でやっぱり良かった。
基本的にメインとなる手法は同じなのですが、こっちのほうがより細かなところに絞って売買のポイントが書かれています。
江戸時代の米相場の手法が原点でなかなか難しいものなのですが、この方の教え方がうまく、イメージしやすい言葉で書かれているため頭にスッと入ってきます。
これを読んでから立花 義正さんや 林 輝太郎さんの昔の本(一番下で紹介)を読むと、さらに理解が深まります。
お金がずっと増え続ける 投資のメソッド —アイドルのわたしでも。
アイドルが投資?!
って聞いて薄っぺらい内容かと思いきや、中身はちゃんとしっかりした内容。
この本ではリスクを計算して資金管理を行い、実際に金の取引を行いながら投資手法の解説を行っています。
資金が多いほどお金が集まる理由が、まさに実際の取引のようすで証明しています。
積極的に売買していくというよりは、資金を仕込んでいって、着実にコツコツ稼いでいくための内容。
金や株に限らず、投資全般に言える資産運用の本質がこれでわかります。
投資と聞いて、競馬やパチンコのようなギャンブルを思い浮かべてしまう人は必見。
番外編その1 あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録
この記事ではわかりやすい本に絞って紹介していたのですが、番外編でちょっと難しい本も紹介しておきます。
やっぱり薄められていない原点をたどっていくのが本質を学ぶのに良いので、こちらも参考にしてみてください。
途中で紹介した「株は技術だ!」という本で紹介されている手法は、この本が原点。
分割売買について詳しく書かれています。
内容が濃く難しくなるので、さらに深めたい人はこちらも合わせてどうぞ。
番外編その2 うねり取り入門―株のプロへの最短コース
こちらもなかなか難しく初心者には理解しづらいですが、内容は本物です。
この記事で何冊か紹介してきた「うねり取り」のバイブルとも言える本。
相場で食べてきた人が考えていたことが会得できます。
実は1冊目で紹介した「プロの視点 うねり取り株式投資法―基本と実践」の著者が、この本の著者の息子さん。
1冊目のほうが万人向けに書かれていてわかりやすいですが、こちらも合わせて読むと理解が深まります。
以上です!
世の中にはたくさんの手法がありますが、どれが良い、悪いはありません。
先人の知恵を参考にしながら、正しい自分の道をひらいていってください!