先日、VAZという事務所に所属するヒカルさんらが、個人で擬似的に上場して株式取引ができるシステム「VALU」にて需給に見合わない大量放出と、関係者による売り抜けで、大炎上しました。
はじめしゃちょーの浮気による炎上も記憶に新しいですね。
最近、YouTube(ユーチューブ)を見ていて思うのですが、
ちょっと炎上して消えた YouTuber(ユーチューバー)多すぎじゃない?!
ヒカルVALU事件で感じた YouTuber(ユーチューバー)の将来、YouTube(ユーチューブ)の未来について、気になったので書いてみます。
ちょっと今の YouTube 炎上しすぎじゃないか?
最近、YouTube を見たら常に誰かが炎上しているような気がするくらい頻度が多くて、ちょっと炎上しすぎじゃないか?! とふと思ったのです。
ブログの世界で月に1回くらい起こるような炎上を超える大炎上がいつも起こってる感覚。
しかしまあ、見てみたら確かに炎上しても仕方ないよな〜って内容が多くて、後から考えてみれば、最初にちゃんと考えて行動していたらこうはならなかったよなあって言いたくなる事例も多い。
YouTuber ヒカルさんの例にしたって、悪いことしたのは間違いない。
VALUでヒカルさんのVALUを買ってくれた人が、次の日見たら暴落してすごい損をしているみたいな、システムの今後の信頼を損なわせるような行動、そして利用者の損と引き換えに関係者が利益を得ているというのはそりゃあ炎上するよなあって感じ。
一方でシステム側でもそのようなことができてしまう仕組みになっており、ルールもまだまだゆるく、性善説でなりたっている部分も多くて、まだ生まれたばかりの新しいサービスで試行錯誤している段階であるゆえ、いつか起こりそうな問題がここで浮き彫りになった形であるとも言えます。
だから関係した人や団体とはきちんと本人たちで責任の所在を明らかにして、ケリをつけるのはぜったい必要で、それはもちろん間違いないのだけれども、今回気になってるのは事件の当事者でもない関係ないユーザーまで必要以上に過激に反応しているこの状況がちょっとヤバいのでは?! と思ってしまいました。
YouTuber(ユーチューバー)の将来、YouTube(ユーチューブ)の未来
例えばVALUで損したユーザーがヒカルさんを叩くのはまだしも、関係ないユーザーがそのニュースを見て面白半分で叩いている状況もあるということ。
そしてヒカルさんの実家の住所を特定し、身内の生活をおびやかすという常識を超えた悪質な嫌がらせ。
最終的にヒカルさんはリタイアを余儀なくされてしまいました。
今回はお金が絡んでたくさんの人を巻き込んでしまったので極端な事例だけど、こういうのを見てると YouTuber(ユーチューバー)の将来、YouTube(ユーチューブ)の未来ってどうなるのだろうと思ってしまう。
エンターテイナーたちが常に炎上探しのカモにされて、山の頂上付近まで登った先に必ずガケがあるようなそんな雰囲気が今の YouTube にあるような気がして、サービスの発展にもよろしくないのではないかなーと思った。
はじめしゃちょーの場合はよかった。
幸いにして1ヶ月ほど休止したのちに、周りの YouTuber の雰囲気作りや復帰を望むユーザーに後押しされて復帰できた。
それでも針穴に糸を通すようなフローでやっとのことで信頼を取り戻し、おそらく前よりも動画に対するモチベーションが下がっているようだし、これからは今までよりもビクビクしながら動画を作ることになるでしょう。
そして重箱の隅をつつくような発言に耐えながら動画を作っていかなければならなくなるのは、せっかくネットで自由に発言できるようになった時代の表現者としては肩身が狭い思いなのではないかなーと思った。
YouTube はもっとおもしろくなるはず
そもそも YouTube は何か情報が欲しくて積極的に見るというよりは、暇つぶしのツールであると思う。
だから常に何かネタさえあれば良いわけで、炎上までもが他の YouTuber やまとめサイトが取り上げてネタにしがちな傾向があるし、動画にコメントをつけやすいし、評価も「高評価」と「低評価」を気軽につけられるようになっていて、ひとたび悪いことが起きると何百倍にも増幅していく。
気軽にいろんな人が発信できて、気軽に視聴者と繋がれるツールが、いつの間にか誰かを叩いて楽しむような、おもしろいの矛先が誤解された状態になっていないだろうか。
電話で無言電話されても携帯キャリアのせいにならないし、刃物で人を脅してもそれを作っている職人のせいにはならない。
しかし新しくてまだ世間に認知されていないツールの場合、事故はわかりやすく目立っているものに焦点が当たりやすい。
その対象が YouTuber という人間で背負う構図となっている今、これからも炎上や事件を繰り返しながら YouTube 界が発展していくのだろうけど、人間のやることだからミスもあるだろうし、できれば適切に失敗もできるゆとりを残しながら、頑張っている人が認められるサービスになってほしいなーと思いながらこれからも楽しく気軽な気持ちで YouTube を見ていきたいと思う。
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