「借りぐらしのアリエッティ」のあらすじと評価、ネタバレ感想。原作やその後の話は?

金曜ロードショーがジブリの週は、テンションが2割増しで上がりますね!

今週の金曜ロードショーは「借りぐらしのアリエッティ」だったので、この作品のあらすじと評価、感想を書いていきます。(ネタバレもあるのでご注意ください!)

また、原作やその後の話についても触れておきます。

 

「借りぐらしのアリエッティ」のあらすじ

古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた。

映画『借りぐらしのアリエッティ』 – シネマトゥデイ

 

企画自体は40年ほど前に作られていた

ジブリの公式サイトに載ってるんですが、この作品の企画、実は40年近くも前にアニメーション監督の宮崎駿と高畑勲によって考えられた企画だそうな。

それから時を経た2008年の初夏に、宮崎さんがこれをやろうと言い出し制作が始まったとのこと。

 

そして監督は宮崎駿さんではなく、これまでジブリ作品の作画を担当してきた米林宏昌さん。

抜擢した理由は、人出不足と勘だけだというのだからジブリ恐るべし。

 

でもやっぱり日常の中に起こった不思議な物語のようなテーマは宮崎さんっぽい

やっぱりトトロをはじめとした生活を切り取ったストーリーは宮崎さんがこれまで作ってきたジブリだなあという感じ。

 

ただ、宮崎さんがもし監督だったら、もっとストーリーや動きを大げさに表現したり、家や登場人物をもっと日本っぽい感じにしてそうなので、やっぱり監督が違うからかな〜って感じながら見ていました。

 

途中から急にホラーになってビビる

序盤の小さな世界から見える世界の表現は見ていてワクワクしておもしろかった。

水のしずくを大きく描いていたり、虫は大きいけど気持ち悪くなくて可愛く見られるようにしたり、釘や針や食器などのモノが細かく描かれていました。

 

そんな感じで途中までワクワク感のある冒険アドベンチャーだったのに、いきなりシリアスなシーンや不気味なシーンを挟み込んできて、

「なにこれ怖い」

ってなった。

 

翔がティッシュの影に隠れるアリエッティに、

「怖がらないで。」

って言うシーンはトラウマ

いや、余計怖くなるから(笑)

 

あと、お手伝いのハルさんがアリエッティのお母さんを捕まえるシーン

ここもヤバかった。

このハルさんがまあまあ憎らしくて濃いキャラ設定で、

「まじでもうやめろ」

ってなります。

子供が見たら夢に出てくるレベル。

 

せめて天空の城ラピュタの「40秒で支度しな」でおなじみ、ドーラおばさんのようにもうちょっと愛嬌があれば良かったと思いました。

でも屋敷の家主のおばあさんが温厚で優しい方なので、そこでセットになっているところでギリ許せる(笑)

 

「借りぐらしのアリエッティ」の原作では その後の話も読める

結末はこれからヤカンで川を下って新しい家に行くというところで終わったので、

「ここで終わりかー!」

って感じでした。

 

レビューサイト見てると同じように、

「ラストはこれで終わり?!」

「続きが気になる」

って人も多いみたい。

 

で、原作のほうだと、なにやら続きがあるとのこと。

読んでないので正確にはわからないのですが、やっぱりまだ話は続くらしい。

 

あと、翔がアリエッティに

「君たちは滅びていく人種なんだよ……」

って唐突に語り出すシーンの謎も原作では腑に落ちるように、より深く語られているようです。

 

このシーン、あまりにも急すぎて個人的には違和感を感じたのですが、原作のほうは、

「このまま床下に居ても小人は滅びていく。だから外の世界に出て新しい仲間を探しに行かなければならない。」

という、本当はアリエッティに対してプラスの働きかけになるシーンだったようで、映画のほうとイメージが違っていたようです。

映画のほうは、どちらかといえば人間から逃げるように外の世界に出ていったような感じなので、これを聞くと意味が違うし、このシーンの意図も納得。

 

ハルさんが小人を捕まえることに執着していた理由や、アリエッティたちの借り暮らしの意味もわかるとのことで原作も非常に気になりました。

 

原作はこちら

 

来週の金曜ロードショーもまたジブリなので見なければ!

以上です!

 

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