今年の初めにはまだ世間にほとんど知られていなかったビットコイン(仮想通貨)。
あれよあれよと言う間に広がって、テレビのバラエティ番組でも取り上げられるくらいになってしまいました。
もはやビットコイン(仮想通貨)の盛り上がりは、今年のビッグニュースのひとつです。
連日上がり続けているために、よくガチホとか長期保有とか「ずっと持ったまま売らないでいくぜ!」って話もあるんですが、ただそれにもリスクがあるので、ここではいつまで長期保有すべきか? そして、リスクをおさえた仮想通貨の利益確定(利確)タイミングについて言及しておきたいと思います!
目次
儲かる人がいれば損する人も同じだけいる
今まで上がってきて、現状で多くの人が含み益を持っているビットコイン(仮想通貨)ですが、2者の間で売り買いを行っている以上、儲かる人もいれば同じ金額だけ損する人もいるわけです。
「あれ? 価格が上がっててみんな儲かっているはずなのに、損してる人なんているの?」
って話も出てくるんですが、まだみんな売ってないからですね。
残念ながら利益を確定するまで含み益は仮でつけた ただの数字。ビットコインを普段の生活に使えるかといえばまだこれからなので、いつかは円などに買えないといけません。
そして、もし一斉に売る(円に変える)人が増えれば、いつかは0円に近づいていくというわけで、売りタイミングが遅れたら損してしまうというわけです。
タイムリミットがないので明確な勝敗はつけられませんが、笛がなって全員が一斉に試合終了(利益確定)したら、必ず誰かが得をして同じ金額だけ誰かが損をするというゲームであることは頭に入れておかなければなりません。
いつかは利益確定(利確)しないといけない
本当はこのままビットコイン(仮想通貨)が日常のいたるところで使えるようになって普及すれば、みんなハッピーになれるのでしょうが、ビットコインが自分たちが生きている間ずっと価格を維持できるとは限りません。
むしろ実用性で考えればもっと優秀な他のコインが出てきてるし、なかなかこのまま逃げ切れるとは考えづらいです。
そしてそもそもオープンソースで作られたビットコインには、目標がない。
例えば株だったら上場が目標だったり、株主に還元したり、会社を大きくしたりといった目標があるから上を目指すけど、ビットコインって何を目指すかといえば、そもそもそういうのはなくて、ということは適正な価格なんてものもないのです。
現在付いている価値は、世間の人たちの感覚的な評価。多くの人はみんな儲かるから買ってるという具合です。
だから今のところ、現実的に投資対象として考えたときに、いつかは利益確定(利確)するんだろうなあってことを考えておく必要があります。
いつまで長期保有すべき?
「じゃあ実際にいつ利益確定(利確)すればいいのよ?」
って話になるんですが、正直 人によって資金量やトレードスタイルが違うので、「○○になったら××する」みたいな明確な正解はありません。
なので参考までに僕が考えていることを載せておきます。
チャートの形の変化
これは2017年8月〜12月のビットコインの日足チャート。
これを見ると、黄色い枠で囲んだ12月頭からのチャートの動きが今までと違います。
すごく大きな範囲で見たら、これからの大きな上昇の調整ともまだ取れるかもしれませんが、暴落してはすぐ戻して……を繰り返してきた今までの流れから外れています。
いきなりローソク足が長くなって、今までは指数関数のような形で伸びていたのがぐずついているようにも見えます。
これは何かが変化していると受け取って、今後の動きが予想しずらい形になってきているので、いったん利益確定(利確)して、勢いが戻ったらまた書い直すといったことを考え始めています。
移動平均線や下落率で利益確定(利確)する方法
じゃあ「どこで利食いをしようか?」ってところなんですが、一例で、テクニカルの指標を使う方法があります。
よくあるのは「○○日移動平均線を下回ったら」とか高値から「○○パーセント下落したら」っていうアタリをつけて機械的に利益確定(利確)してしまう方法になります。
自分の意思でやると、結局上がったり下がったりしているのを見ているうちに、タイミングを逃してそのまま時間が過ぎてしまったということが起こるので、機械的にバッサリやってしまうというやり方です。
少しずつ利益確定していく方法
また、一度に全部 利益確定(利確)しようとすると、「まだまだ上がるかも」という期待もあるので、心ではわかっていてもなかなか動くことができません。
そこでちょっと高度なテクニックになってきますが、一度に利食いをせずに少しずつ手仕舞いするやり方もあります。
例えば
「そろそろ警戒したほうがいいだろう。そしてもう利益はそこそこ出てる。」
という感じになってきたときに、一度半分だけ売っておいて今までの利益を確保します。
ただ、まださらなる上昇の期待もこめて残りはそのまま持っておきます。
こうするといざ下落トレンドに入っても少なくとも資金の半分の利益はホールドされるのと、また上がっても残りの資金で利益を掴みにいくので、安全かつ積極的な良いとこ取りをして、損大利小になるのをおさえることができます。
以上、参考までに!
一本調子で上がれば問題ないのですが、何が起こるかわからないのが相場というもの。
自己資金を守って、行き過ぎたトレードにならないようご注意くださいな!