ビットコイン(仮想通貨)と金の違い。長期的な相場を過去のチャートから予想する

いまや連日 話題が絶えないくらい盛り上がりを見せている仮想通貨市場。

チャートの暴騰、暴落、新しいコインが生まれたり、分裂やらなんやらで日々なにかしら起こってます。

 

ここでは最近の動きの激しいビットコインのようすをみて、よく言われているビットコイン(仮想通貨)と金の違いと、そこから予想される長期的なビットコイン(仮想通貨)の相場をまとめてみます!

 

とくに今月に入ってからのビットコインの動きがすごい

これは 10/24〜11/14 の日足チャート。

 

ビットコインのチャートは65万円から一時85万円を越え、また60万円付近まで値を下げるというまさにジェットコースターのような軌跡を描いてきました。

 

僕はプログラムで自動売買をしているのですが、この2週間の間に600万円→580万円→630万円になって心が消耗していました……(笑)

現在は620万円で安定しているのでひとまずは一安心。

 

なのですが、心はあまり穏やかではない!

というのも今まではビットコインがまだまだ価格上昇する前提で売買していたので、比較的リスクを大きくとって売買していたのですが、少しばかり警戒はしています

 

ビットコインはいつでも地位が崩れると思っておくべし

そう感じるきっかけは、先日のビットコインキャッシュ(BCH)の暴騰でした。

 

当時のチャートを見ると、ビットコイン(BTC) VS ビットコインキャッシュ(BCH)の構図が出来上がっていました。

2つのチャートを重ねてみると、キレイに真逆の動きをしています。

 

ことの発端は、影響力のあるビットコインキャッシュ(BCH)の支持者が「ビットコインキャッシュが本物のビットコインとなる」「明日は新しい日になる」などの声明や、マイナーが移動したことでビットコインに送金詰まりを起こし、一時「ビットコインやべえんじゃね?!」ってことになったりして、ハッシュパワーやら資金やらがビットコインからビットコインキャッシュに移動したとかなんとか。

そのあたりの詳しい話は他の方にゆだねるとして、少なくともビットコインキャッシュの動きがビットコインと連動して、ビットコインの地位をおびやかしていたのは間違いありません。

 

結局これで何が言いたいかというと、いつでもビットコインに代わって他のコインが台頭してくる可能性が少なからずあるということ!

ウワサが本当であっても嘘であってもとにかく世間のみんながそれを信じれば、1日でこんなにもお金もマイナーも動いて、地位はあっという間に逆転する可能性があるということを見せつけられてしまったような感じでした。

 

ビットコイン自体は通貨として素晴らしいしくみですが、まさか他のコインが乱立し、しかもここまで影響力を及ぼし合うことになるのは思わぬ欠点だとも言えるし、今後の仮想通貨全体の信頼をおびやかす出来事だと思います。

 

価格に影響が出る以上、投資としてビットコイン売買を行う場合でも、この事情を無視することはできません。

 

ビットコインは金とは違う

よく「ビットコインとは何か?」という説明で引き合いに出されるのが金(ゴールド)です。

確かにビットコインは採掘量に上限があり、有限です。

そのためよく地球上に存在量が決まっている金(ゴールド)と比較されがちなのですが、決定的な違いがあります。

 

それは、金(ゴールド)自体の魅力は、地球上の存在量が決まっていて希少性があること、そして装飾品に使われるキラメキ。人はなぜか光るものと数が限られているものが好きで、ステータスを示すために保有したいと思います。

だから今まで価値がついてきたし、今後もついていくでしょう。そのため、たまたま通貨としての使い方もできているというものです。

 

一方、ビットコインは最初から通貨としての目的で作られました。中央機関に依存せず、国境を超えて使え、手数料をかけずに送金できるという今までのお金にはない機能まで兼ね備えています。

 

しかし、これは人工的に作られたもの。

使っている技術は難しいものでも、誰かが作れたということは、これと同じ機能持つコインが他の人も作れるということです。

実際に今、ビットコインよりさらに通貨として機能性の高いコインは数多くあります。

 

じゃあ「機能性の高いコインを使えばいいじゃねえか!」って話になるのですが、どうしてそうなっていないかと言えば、ビットコインはすでにみんなが使っているから、有名だから「世界初の仮想通貨」ブランドの信頼があるからです。

 

だって明らかにもっとスペックが高くて機能性が高くてデザイン性が優れてるスマホが登場しても、当分 iPhone 使い続けません?(笑)

 

こうして考えると、ビットコインの危うさだって少し見えてこないでしょうか?

 

チャートを見る限り、まだビットコインの伸びは強固で、これからも伸びていくことが予想できるし、この流れに乗るのは間違いじゃないと思います。

だけど安心していると忘れた頃に、なんらかのきっかけでガツンと値が下に落ちて、そこで落ち着く可能性も常に頭のどこかで持っておいた方が良いということですね。

 

大きな暴落が起きて今までの資金が全部吹っ飛ぶどころかマイナスになれば困るわけで、投資は生き残ることが最優先です。

利益を確定させていない段階では勝ってるとは言わないわけで、市場に参加している間は常に危機感を持っておいたほうがいいよ〜ということを言いたくて書いてみました!

僕自身、何度も失敗してきているので……(笑)

 

そして、ビットコインの歴史や利害関係を紐解くと面白くて、この物語によってビットコインが人を夢中にさせる、魅惑に思わせる要因であることも間違いないのですよね。

これからも仮想通貨全体が安定して発展していってほしいです。

 

ビットコイン楽しいな〜。

一番の弊害はビットコインの激しいチャートを見すぎているせいで株のチャートを見てもワクワクしないというところなのでした(笑)