MySQLサーバーに接続・ログインする(mysql コマンドとオプションの使い方)

「mysql」コマンドを使うと、MySQLサーバーに接続(ログイン)することができます。

以下から「mysql」コマンドの具体的な使い方とオプションを解説していきます。

 

「mysql」コマンドの基本

mysql コマンドは、データベースの設定に合わせてホスト名やユーザー名、パスワードオプション、必要に応じて後ろにデータベース名を加えて使用する場合が多いです。

mysql -h ホスト名 -u ユーザー名 -p データベース名

 

デフォルトの設定を使う場合は、オプションを指定しなくても実行できます。

すべての項目にデフォルト設定を使う場合は、以下のシンプルなコマンドになります。

mysql

デフォルトの設定値

ホスト名 localhost
ユーザー名 Windows の場合: ODBC

Unix の場合: Unix のログイン名

パスワード (パスワードなし)

 

MySQLサーバーに接続(ログイン)する

それでは実際に MySQLサーバーに接続(ログイン)してみましょう。

メモ

AWS Cloud9 の環境で操作を行っています。

同じ環境で動作を試したい方は、登録・ログイン方法をまとめたこちらの記事をご覧ください。

 

以下のコマンドを使うと、root ユーザーで MySQLサーバーに接続(ログイン)することができます。

mysql -u root

 

以下のようにカーソルの手前が mysql> になったら、MySQLコマンドを受け付けている状態です。

 

ここまでが「mysql」コマンドの基本!

理解をさらに深めたい方は以下からの内容もご覧ください。

 

「mysql」コマンドのオプション一覧

mysql コマンドで使えるオプションを一覧でまとめました。

 

-D(–database)オプション

-D--database)オプションをつけると、データベース名を指定することができます。

 

データベース名に「test」を指定するコマンド例

mysql -u root -D test -p

 

ちなみにデータベース名をコマンドの一番後ろにつけた場合は、-D オプションを使わなくても指定することができます。

-D オプションを使わずにデータベース名を test で指定するコマンド例

mysql -u root -p test

 

-e(–execute)オプション

-e--execute)オプションをつけると、コマンドラインから直接SQLコマンドを実行することができます。

 

コマンドラインから SQLコマンド「SHOW DATABASES;」を実行する例

mysql -u root -e 'SHOW DATABASES;'

 

-h(–host)オプション

-h--host)オプションをつけると、ホスト名を指定することができます。

 

-p(–password)オプション

-p--password)オプションをつけると、パスワードを指定することができます。

 

パスワードを指定するコマンド例

mysql -u root -p

 

実行すると、以下のようにパスワード入力が求められます。入力したパスワードは、画面には表示されません。

 

また、-p オプションの後ろにスペースを入れずに続けてパスワード入力することで、コマンド中にパスワードを指定することもできます。

パスワードに「123」を指定するコマンド例

mysql -u root -p123
メモ

コマンドにパスワードを含めるやり方は、システム上の他のユーザーがパスワードを見ることができる場合があるため、-p オプションのみで指定するやり方のほうがセキュリティ上、好ましいです。

 

-u(–user)オプション

-u--user)オプションをつけると、ユーザー名を指定することができます。

 

データベース名に「root」を指定するコマンド例

mysql -u root

 

まとめ

以上、Linuxコマンド「mysql」の使い方でした!

 

ここまでの内容をまとめておきます。

  • 「mysql」コマンドで、MySQLサーバーに接続(ログイン)することができる。
  • オプションを使うことで、ホスト名やユーザー名、パスワード、データベース名を指定することができる。