効率よく結果を出す法則とは……?

【幸せな時】人がまばらになった街をほろ酔いで歩くのが好きだ。

こないだ中学時代の友人が仕事で東京へ来ているというので 一緒にご飯を食べた。

ファミレスでもいいけど せっかく久しぶりに会うということもあって、新橋で待ち合わせをし、一時期テレビで話題になったリーズナブルなイタリア料理屋へ。

安くて美味しいけれども 隣の席と密着していてなんとも落ち着かない。

けっきょく2品ほど頼んでお店を出てしまい、そのへんの居酒屋チェーンに転がり込んだら正解だった。

 

昔の思い出話に花が咲いて 酒のほうもすすむ。

あっという間に時間が過ぎてしまい 店をあとにしたけど あいかわらず街は明るいままで安心した。

 

東京タワーのてっぺんがかすかに見える大通りの交差点を渡る瞬間、「ああ、なんて今 幸せなんだろう」と思う。

夜に取り残された人々がまばらに行き交う街とその灯り、このほろ酔いの具合が好きだ。そういえばこの感覚は近頃めっきり減った気がする。

 

昔からこういう祭りのあとのような、ほどよくザワザワした物寂しい雰囲気が好きだった。

学生時代に友達と寮を抜け出して夜道を散歩したこと、遅くまで教室に残って学園祭の準備をしていたこと、卒業式で同級生と別れた帰り道、花火大会のあとの帰路がフラッシュバックして、青春の思い出が蘇ってくる。ずっとこの夢が続けばいいのに。

 

センチメンタルを残したまま自宅へ帰り、シャワーを浴びて、早めに出したこたつに横になって当時 流行っていたミクシィを見てたら うっかり寝てしまった。

 

寒くて目が冷めた朝は、気分がよくない。

前日に酷使した胃袋はまだ昨日の酒を残しており、じっとしていても辛いので早めに起きることにした。

大人になってしまったんだな。