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人生って大変だし疲れる……自分を見失うとき、遠くへ行って自分を取り戻す

久しぶりに実家のある田舎へ帰省すると、家の周りを散歩しても誰にも会わないし、スーパーに行っても驚くほど誰もいないし、人の歩くスピードの遅さに毎度毎度 驚かされる。

 

僕が実家に帰省するときは、久しぶりに地元の誰かに会いたいというのが趣旨だけど、もうひとつの目的に、自分の体内にある時計のリズムをもともとあった標準スピードにリセットする、というのもある。

 

年に数回の田舎と都会の往復でわかるけど、やっぱり都会のほうが人や仕事や文化が集まるし、目覚ましいスピードで変化する

それが人の行動や言動にも現れていて、とにかく早い。

 

それが田舎に2日ほどもいれば、「ああ、そういえばこんな感じだったな」と思い出すのだ。

 

そもそも大昔の人は、みんな一斉に太陽が昇ったら起きて、お昼に活動して、暗くなったら眠るという24時間のサイクルで動いていた。

だけど今は違ってて、自分が今こうやって過ごしてる間も、寝ている間にも、ありないスピードでSNSのタイムラインは流れるし、株式は取引されているし、為替相場は動いて、通貨の価値が変わったりしながらモノが生産されたり貿易が行われたりしながら、人と人とが繋がってできたグループがさらに繋がって、国が繋がって、大きなまとまりとして便利なシステムの中で地球が成り立つようになった。これからもどんどんシステムは大きくなる一方だし、元には戻れないだろう。

 

普段なんとなく生活してたら見えなくなりがちだけど、今この瞬間も世界は常に動いてて、インターネットが発達したおかげで いつでも繋がれるようになってから、暮らしはさらに便利なほうへと加速している。

 

最近でいえば、ちょうど仮想通貨のイメージだと思う。

誰かの手によって作られたプラットフォームが動き出して、多くの人によってマイニングされたり、取引所が設けられたり、売買に参加する人が増えたりして、もう広がりは誰にも止められなくなった。誰か1人が「ストップ」と言っても止まらない。人間の興味や関心や儲けたいという欲のままに大きくなっていく。

 

それと同じように経済や文化が広がって世界が豊かになったおかげで、必要なものを物々交換するような時代から、今は眠っていても常に誰かが何かしていて、次の日にはSNSで一気にその知識を得ることができるようになった

ほんの少し前のインターネットが普及していないときだって、知識が欲しくなったら図書館などで文献をあさってやっと自分の目的のものにたどり着けるといった具合だったのに、今ではスマホで検索すれば一発だ。

 

それゆえにどんどん情報は早くなるし、生まれては消えるスピードも早くなるし、時代の変化も早くなっていく。

そしてお金さえ払えば、なんでも食べられるし、モノが買えるし、サービスが使えるようになった時代だ。

まさにレバレッジがかかって自分に情報が降り注いでくる世界になった

ある意味、24時間を超えて生きられるようになったとも言える。

 

まあそれはそれで素晴らしいことなのだと思うけど、問題なのは人間がそれについていけてないということだ。

 

体の器官や脳みその変化は、時代の変化よりも遅い。

自然の流れと大きく乖離していて、テクノロジーの進歩が人間の生活を豊かにする一方、生きづらい人が増えてるのも現実だ。

 

世の中の進化についていけない人も出てくるし、どうしてもなんとなくお金を稼いで消費するだけになってしまっていては、世界がどうなっているかもわからないし、どうやってこの商品やサービスが生まれて成り立っているのかもわからない。知る必要がなくなったとも言えるけど。

 

ただ、なんとなく全体のシステムが漠然としていても生きれるようになってしまったのを受け入れてしまうと、操り人形のようにそのシステムに従って受け身で動くしかなくなってしまう

その結果なんとなく働いて、なんとなく暮らして、なんか面白いことないかなー、未来は不安だなーっていう感じになってくることもあって、そんなとき、田舎へ帰って山とか川とか田畑とか、鳥とか虫とか花とか野良猫とか人とかを見ながら、人間に戻った感じを憶えてくるのだ

 

そうこうしているうちに東京も恋しいなーってなってくるので、また大きな社会の長縄跳びに飛び込んでいく。

品川駅を降りて、人の歩くスピードにまた驚かされると体内時計がリセットされた証拠だ。