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あのときの夢のようなワクワク感が欲しい

友達にポケモンのキラキラしたシールをもらったとき。

ワクワクした。

 

保育園をずる休みしたとき。

好きな子にきれいなビー玉をもらったとき。

かくれんぼでここなら絶対にみつからないだろうというところにかくれたとき。

ワクワクした。

 

初めてゲームボーイを買ったとき。

そしてポケモンのカセットを買ってもらったとき。

カセットのラベルは、リザードンが載っている赤色のシールのやつだった。ちなみに弟は緑。

 

 

夏休み、近くの川でウグイがよく釣れた。

「朝のほうが釣れるんじゃね?」

釣れてもどうせすぐ逃すのに、翌朝 5時に友達と川で待ち合わせ。

早く朝になって欲しいとソワソワして眠れなかった夜。

 

ハリーポッターの小説が品薄で、やっと手に入れて読んだ。

1ページ1ページめくるのが楽しみすぎて、もったいないような気がしてゆっくり読んだ。

一瞬で読み終わる。

時間が長く感じた。

 

 

小学校のとき一ヶ月に一回、「科学と学習」の本と付録を配りに来る人がいた。

学研のおじさん、おばさんと呼ばれていた。

僕は「科学」を購読しているので、給食を早く食べて、放送で告知された家庭科室に教材を取りにいった。

先生は家に帰ってから見なさいというけど、我慢できずに内容を少しチラ見。

その日は急いで帰ってアリの巣の中が見られるというキットを組み立てた。

 

ある日、何かのご褒美でばあちゃんに NINTENDO64 を買ってもらった。

初めて買ったソフトはスーパーマリオ64。

マリオってこんなにしゃべるんだ。

ついこないだまで右か左にしかいけなかったのにいきなり奥に進めるようになってた。クッパのしっぽをつかんでぐるぐる回せるってどういうこと。

 

 

スマッシュブラザーズ買ったときなんかはやばい。

一度に違うゲームのキャラクターが同じ画面に出てくるだけで込み上げるものがあった。

友達曰く、ネスを使うのは卑怯らしい。

 

 

小5のときに学校にPCがやってきた。

授業で “クリック” と “ダブルクリック” を習った。

早速、習いたての “クリック” を駆使し、ソリティアを開いてゲームをした。

今度は、背景が緑色の画面上にあるインターネット・エクスプローラーの青い「e」のアイコンを “ダブルクリック” 。

ウィンドウを開くと、そこでは検索するだけで欲しい情報がすぐに取り寄せられた。

当時、使っていた検索エンジンは goo だ。

 

そのうち我が家にパソコンがやって来た。

お年玉を奮発した。

お年玉は貯めるようにしつけられていたが、パソコンを買うのはなぜか理解してくれた。

今じゃ考えられない どでかいディスプレイとスピーカーとキーボードが机を占有した。

説明書がたくさんあって、毎日 新しいことができるようになった。

一通り終わったら、次は何かもっと新しいことができないか探してた。

地図のソフトを開いて自分の家の近くを確認したら、田舎すぎて周りに何もなかった。

 

初めて自分のホームページを作った。

タイトルは恥ずかしくて言えない。

管理人の僕は、掲示板とチャットを設置してカウンターがキリ番になったら掲示板に足跡を書き残してもらうようにした。

左下の何もないところをクリックすると隠しページに飛べるようにもした。

毎日カウンターが100ずつ増えるが、そのほとんどは自分自身のアクセスである。

 

中学校の夏休みはもっぱら「ハンゲーム」だ。

知らない人とオンライン上でゲームができるこのサイトが当時流行っていて、ビンゴで “神様ランク” になった。

友達がうらやましがり、優越感に浸る。

ど田舎で生まれた僕は外食なんてときどき。

車を3時間 走らせないといけないため、映画を観るというチャンスは年に1, 2回しか訪れなかった。

「今週末、映画観に行こう。」

と親に告げられたときには、これが楽しみで楽しみでしかたなかった。

前日はなかなか眠れず、当日の朝はだいたい寝不足。

今思えば節約だったのだろうか。お昼ご飯はおにぎりをもって、途中の車の中で食べた。

いつも決まって同じコースだ。

“サティ” という大型ショッピングモールの中に入っている映画を観て、その後ボーリングを2ゲーム。親のきまぐれで3ゲームになることも。

帰りは適当に家電量販店なんかによってみたりして、ラーメンを食べて帰る。

楽しかった。帰るときはちょっと切ない。あとで宿題をやらなければいけないことを思い出す。

初めて iPod touch を買ったとき。

「wifi につながっていれば、授業中でも YouTube が見られるね。」

とか友達と言ってた。

さすがに見なかったけど。

何か悪くてすごい道具を手に入れた気がした。

 

初めて東京の地を踏んだとき。

初めてディズニーランドに行ったとき。

初めてMacbookを買ったとき。

初めて会社から給与が振り込まれたとき。

初めて一人で出張に行ったとき。

 

ワクワクした。

 

昔になればなるほど鮮明に覚えているし、感動が大きかった。

 

今は、ジムに行って体を動かしているし、前の夏は野外フェスに行ったし、本やゲームは Amazon ですぐに買える。

ディズニーランドは何回も行った。

Macbook や iPhone は数年に一度買い換える。

いまこれといって欲しいものはない。旅行はもっと行きたい。

たぶん幸せなんだと思う。

普通に生活できている。

周りの人にも恵まれていて感謝している。

これ以上、望むのはわがままだとは思う。

でも昔のワクワク感をもう一度知りたい。

 

もし次にあのときくらいワクワクするとしたらどういうイベントだろう。

結婚したときかな。

子供が生まれたときだろうか。

一生働かなくても暮らせるくらいの富を築いたときだろうか。

 

いや、仮にそうなったとしても あのときの200パーセントの感動はないと思う。

あのときの夢のようなワクワク感が欲しい。